こんばんは。
週末の台風の影響からの雨。
只今関東地方はかなりの量の雨が降っているようです。
家に着く直前から強くなって、ギリギリセーフでしたがどのくらい降るか心配です。
本当に今年は変な天気が続いています。
さて今日は伸ばし伸ばしになっていた「旅するフランス語の後編」を書いちゃいます
ジャン・コクトーを巡る旅おさらいです。
こちらがジャン・コクトー
サント・ソスピール荘
(先週アップした記事で紹介した、水泳の先生がいるホテルです)
写真は旅するフランス語ホームページより
実業家夫人のフランシーヌさんがコクトーを招待した別荘。泳ぎがあまり得意でなかったコクトーが、もてあました時間を使って家の壁に絵を描いたと言われています。
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・コクトーが最初に(部屋に)描いた絵4は「太陽の神:アポロン」でした。
Le premier dessin de Jean Cocteau.
C'est le Dieu du soleil.
★ dieu 神
ちなみに”Mon Dieu!”で「オーマイガッ!」と同じに使えます。
mon = my
dieu = god
壁一面にこの土地ならではの物をモチーフに神話や宗教の絵を描いています。
海の街なので漁師、魚、ウニ、名産のパンなどなど。
拡大するとわかりますが、人の目も魚になっていて面白いです。
コクトーは本当にこの地を愛していたようで日記にもこう書いてありました。
La lumière est tellement incroyable que je finalement comprends pourquoi Matisse,Chagall et Renoir sont venus de s'installer ici.
(意訳)南仏の光が素晴らしいことから画家のマティスやシャガール、ルノワールが移住したことがよくわかった。
La Côte d’Azur inspire les artists.
子の血がアーティストに閃きを与える。
本当に南仏という土地にほれ込んだんですね
番組の最後には画家のセザンヌと小説家エミール・ゾラの友情を描いた映画をご紹介。
フランス映画祭にて、この映画の監督、ダニエル・トンプソンさん(女性)にインタビューしていましたよ。
この映画の舞台はAix-en-Provence。
監督のおすすめのセリフ(ネタバレ?)をピックアップしていました。
セザンヌがゾラヘ言うセリフ。
Je voudrais peindre comme tu écris.
俺はお前が書くように描きたい。
セザンヌは晩年に評価を受けましたが、画家のゾラは若いうちから注目されある意味セレブ。
「親友への尊敬の念、文学と芸術の交流の美しさ」そして「自分との比較からの苦み」も含んだセリフだけに心に響きます。
コクトーとのお散歩はこれで終わり。
11月のシリーズも楽しめる内容だといいな~と思ってます。
本日も最後までブログにお付き合いくださってありがとうございました。
また明日お会いましょう
ゾラの生涯(字幕版)
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