昨日、バイシクルクラブ誌主催のFAEMAカフェライドが開催されました。
このライドは、東京都心をポタリングしながら、美味しいコーヒーを楽しみ、コーヒーメーカーで有名なイタリアの FAEMA社について知ろうというイベントです。
朝9時、白金にあるオシャレなカフェ、ディゾンxル・コフレ・ドゥ・クーフに約20台の自転車が集合しました。
この店は有名なケーキ屋さんですが、最近カフェも始めたそうです。
店内はすっかりエロイカ・モードになっていて、本場イタリアのエロイカグッズがたくさんディスプレイされていました。
これは昨年のエロイカ・ガイオーレの参加賞のメダルだそうです。かっこいいですね。ちなみに私が10年以上前に参加した時の参加賞はクッキーだけでしたので、うらやましいです。
最初にバイシクルクラブ誌のN氏から挨拶がありました。
壁面のスクリーンでは、60年代のジロ・デ・イタリアの映像が流れています。
続いて、マルコ・ファヴァーロ氏から、今回の趣旨の説明です。
久々にマルコ氏にお会いできて、うれしかったです。
今回の目的地は、羽田の多摩川スカイブリッジです。
まず、白金から多摩川まで、目黒通りを南下します。天気は快晴ですが、朝のうちは空気が冷たく、日陰で信号待ちをするのが辛くなる寒さでした。
丸子橋を渡り、川崎市側の多摩川サイクリングロードを下って、多摩川河口に向かいます。
多摩川スカイブリッジに着きました。
ここは2年前にできた橋で、羽田空港の飛行機や、遠く富士山も眺めることができる絶景スポットです。新しい橋なので、安全な自転車道も整備されています。
羽田空港近くの穴守稲荷でちょっと休憩。
暖かい紅茶とチョコレートが疲れた体に沁みました。
さて、今回のイベントには、ミニヴェロからロードバイクまで、バラエティに富んだ自転車が参加しました。私がふだん参加するイベントは基本的にヴィンテージ自転車のイベントなので、こういうイベントは新鮮ですね。
ここで、簡単に皆さんの自転車をご紹介します。
(写真を撮りそびれた自転車もあるかもしれません。ごめんなさい。)
まずはミニヴェロから。
バイシクルクラブ誌のN氏はモールトンのミニヴェロです。
リヤのバッグは、オーダーメードだそうです。
ふだんはイタリアンレーサーに乗るマルコ氏も、今回は、ルートというブランドのミニヴェロで参加しました。ゴールドのシートピラーが斬新です。
ビアンキとジャイアントのミニヴェロ。どちらもデザインがユニークですね。
続いて、クロモリのロードレーサー。
70年代〜90年代のヴィンテージレーサーを中心に、名車がすらりと揃っています。
私は1973年製のラーレーで参加しました。この自転車に合わせて、服装もクラシカルなニッカーボッカースタイルにしました。
私が注目したのはこの車。ヘラブナのツーリング車です。
ブレーキはアメリカのポール社のセンタープルブレーキです。
私は初めて見ましたが、マファックにいた人が始めたそうで、どことなくデザインがマファックに似ていて、オシャレです。
こちらは同じくポール社のチェンテンショナーです。
シングルスピードですので変速機能はありませんが、オシャレですね。
最後にカーボンバイクです。
こちらもいろいろなブランドの車が集まりました。
さて、休憩の後は、目黒に戻ってランチです。
ランチはチャム・アパートメントというお洒落なお店。
人気ドラマのロケでも使われたお店です。
ランチはキーマカレーのセットです。サイドディッシュも充実していて、美味しくいただきました。
食後のコーヒーが今日のテーマだったのですが、うっかり写真を撮り忘れてしまいました。でも、コクがある深い味で美味しかったです。
この店で使っているのは、当然、FAEMAのコーヒーメーカーです。FAEMAはカフェなど業務用のコーヒーメーカーを中心に、世界的に展開しています。
ランチの後は、白金のディゾンまでのんびり走り、美味しいケーキとコーヒーをいただきながら、自転車談義を楽しみました。
私は、ガトーショコラとカフェラテをいただきました。
このコーヒーもFAEMAで淹れたものです。
そしてマルコ氏から、FAEMAの歴史と、コーヒー関連企業と自転車レース界の関係についてレクチャーがありました。
FAEMAは自転車競技に熱心な会社で、特に1960年代末にスーパースターのエディ・メルクスがFAEMAチームに在籍したことで、一気に知名度が上がりました。
続いて、今年のジロ・デ・イタリア観戦ツアー企画について紹介があり、最後に、バイシクルクラブ編集長のY氏からの挨拶でイベントはお開きになりました。
楽しいイベントを企画してくださったバイシクルクラブの皆様、お店の皆様、そしてマルコさん、どうもありがとうございました。またよろしくお願いします。