日曜日に行われたツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。Part 2では、スーパースター達が出場して行われたレースの模様をご紹介します。
レースに先立って、一般公募の人達によるコース試走が行われ、沿道の観客からは、拍手や歓声が送られていました。選手になったような気分で気持ちいいでしょうね。
メインイベントのクリテリウムレースの前に、選手の顔見世やウォーミングアップを兼ねて、オープニングランとタイムトライアルレースが行われました。
オープニングランに参加したバーレーン・ヴィクトリアスチームの新城選手は、ファンサービスとして、チームのフラッグを沿道の観客にプレゼントしていました。
UAEチームエミレーツのスーパースター、タデイ・ポガチャルはヤングライダー賞のマイヨブランを着て登場。『うぉっ、本物だ!』という感じですね。トレードマークの髪の毛がヘルメットからちょっと飛び出しています。
人気のユンボ・ヴィスマチームからは、今年ヴエルタ・ア・エスパーニャに優勝するなど、大ブレークを果たしたセップ・クスのほか、ハンガリーチャンピオンのアッティラ・ヴァルテルも参加。
山岳賞ジャージのジュリオ・チッコーネが率いるリドル・トレックチーム。
大ケガからカムバックしたイネオス・グレナディアーズチームのエガン・ベルナル。2019年の総合優勝選手です。
新城幸也や総合6位のペリョ・ビルバオが所属するバーレーン・ヴィクトリアスチーム。
総合10位のギョーム・マルタンを擁するコフィディスチーム。
レジェンドチームとして、通算最多ステージ優勝記録を持つマーク・カヴェンディッシュのほか、総合優勝4回のクリス・フルーム、ポイント賞7回獲得のペーター・サガン、グランツール20回連続完走の鉄人アダム・ハンセンといったビッグネームが出場しています。
午後3時前、いよいよメインイベントのクリテリウムレースが始まりました。
このクリテリウムは1周3.5Kmのコースを17周する全長59.5Kmの周回レースです。
序盤は山岳賞ジャージのチッコーネなど数人の選手が集団から抜け出す展開に。
目の前を走り抜ける大集団。迫力がありますね。
ポガチャルもまだ集団の中にいます。
レジェンドのフルームやカヴェンディッシュも存在感を示していました。カヴェンディッシュはポイント賞獲得です。
選手だけでなく、オフィシャルバイクなどもフランスから持って来ているのがこの大会の特徴です。本物感がありますね。
山岳ステージでおなじみの悪魔おじさんも登場。本物です!
後半、サガンがアタックを仕掛け、見せ場を作ります。
終盤、優勝争いはクス、ポガチャル、サガンの三人に絞られました。
最終周回。先頭に出たポガチャル。
ポガチャルを追うクス。
残り2Kmでサガンが脱落し、優勝争いはポガチャルとクスのマッチレースに。
結果はゴールスプリントを制したポガチャルが優勝、2位にクス、3位にサガンが入りました。
この模様はJ Sportsで生中継されたほか、フランスでも放映されるそうです。
今年もまたヨーロッパのスーパースター達を間近で見て、楽しい秋の1日を過ごしました。毎年このイベントを観戦していますが、例年と違うのは、この時期としては異例の暖かさで、夕方までTシャツで観戦できたことです。
私のまわりには小さな子供連れで観戦に来ているファミリーが何組かいましたが、この子供達の中から未来のポガチャルが出て来てくれるといいなと思いました。
また来年も楽しみにしています。