【満員御礼】クラシックDE ROSA ウィーク最終日【3台追加】 | CICLI LA BELLEZZAのブログ

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愛するヴィンテージ自転車たちとの生活

1/29 から上野のヨコオカフェで開催されていた『クラシック DE ROSA ウィーク』は、2/5の日曜日に最終日を迎えました。

この日は大盛況で、午後2時半ごろ、私が自転車を引き取りに行った時には、店内はテーブル席もカウンター席も超満員の状態。その後も夕方まで続々とお客さんが訪れて盛り上がっていました。客層も、シニアのご夫婦や若い女性のグループなどさまざまでしたが、皆さん、テーブルでコーヒーや食事を楽しみながら、美しいヴィンテージ・デローザを堪能されていました。

 

昼間の光で見ると、夜とはまた違った魅力があります。

早めに自転車を持ち帰られた方もいたので、この日は、また新しいデローザ3台が追加されていました。

 

初対面の方でも、美しいデローザを前にすると自転車談義に花が咲きます。

 

普段なかなか見ることができないレアなヴィンテージ・デローザに、話にも熱がこもります。

 

 

さて、では最終日に追加されていた3台のデローザをご紹介しましょう。

 

眩しいオーラを放っていたのが、FSさんのオールメッキのピストです。これは本当に美しい。FSさんはモルテーニカラーのロードに続き、2台目の出展です。

このピストは69年製で、おなじみのハートマークのロゴができる前の車です。DE ROSAの字体も違いますね。ヘッドマークになっているのは、60年代から70年代に活躍したイタリアのジャンニ・モッタ選手です。

 

ステムはもともとチネリのA1が付いていたのを、FSさんがバッヂ付きの鉄製ピストステムに交換したそうです。まさにベストマッチですね。この自転車にはこのステムしかないでしょう。見惚れるような美しさです。

 

チェンホイールはカンパレコードのピストで52Tです。

ペダルもカンパのピストペダルです。シンプルで美しいですね。

 

サドルはユニカの軽量プラスチックサドル。69年にはシートステーキャップにDE ROSAの刻印が入るようになるのですが、この車には刻印はありません。

 

ハンガー部には6つの長方形の肉抜き加工。これも60年代末のデローザの特徴です。

 

この車の特徴のひとつが極端に短いホイールクリアランスです。タイヤが擦れそうなほどの隙間しかありません。ピストですので、これでもいいのかもしれませんね。ちなみにフォークの断面は楕円ではなく真円です。

 

もうひとつの特徴はラグのヒゲが長いことです。オールメッキだとその美しさがさらに際立ちますね。ハートのマークだけをブルーにペイントしてあるセンスもさすがです。

 

 

さて、2台目はFJさんのシルバーのデローザ。81年製です。

 

ハンドルとステムは3Tです。細めのステムがシュッとしていて、すごくかっこいいですね。

 

フォークはオールメッキで、肩はなで肩になっています。

 

シートステーキャップの刻印はDE ROSAの文字です。

 

カンパ・スーパーレコードのチェンリングにも、DE ROSAの刻印が入っています。

 

シリカのインフレーターにもDE ROSAの刻印が入っていました。

 

 

3台目は、KHさんのデローザ35周年記念モデル。88年製です。

ヘッドマークはハートではなく、薔薇のデザインになっています。ブレーキはこの時代らしいカンパのデルタブレーキですが、ダークグレーで、ウーゴのサインが入ったスペシャルバージョンです。

 

ダウンチューブには、DE ROSAのロゴではなく、ウーゴのサインが入っています。このあたりも記念モデルらしいスペシャルな感じです。

 

そして、トップチューブには 35 Anniversario の表記が。

 

この車のシートステーキャップにはDE ROSAの刻印が縦に入っています。80年代後半の特徴ですね。

 

コンポはCレコのダークグレー・バージョンです。

 

セラ・イタリアのサドルには、デローザの名前も入っています。

 

今回、愛車のデローザを出展された皆さん、無事終了しましたね。お疲れ様でした。そして来店された皆さん、ヴィンテージ・デローザの魅力をお楽しみいただけたでしょうか?

またいつか、こういったことをやれる機会があったらいいなと思える素敵なイベントでした。会場を提供していただいたヨコオカフェの皆さん、本当にありがとうございました。