【熱い❤️デローザ愛】第2回ヴィンテージ・デローザ・ライドに参加しました。Part 1 | CICLI LA BELLEZZAのブログ

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愛するヴィンテージ自転車たちとの生活

10月末のヴィンテージ・デローザ・ライドから2週間。早くも第2回のライドが行われました。

今回は、上野の横尾双輪館とOVE南青山を訪問するという企画で、ライドよりもおしゃべりが中心のミーティングです。

皆さんの熱いデローザ愛があふれ出す楽しい会になりました。

 

気持ちのいい秋晴れの中、8台のヴィンテージ・デローザが横尾双輪館に集合しました。

 

まずは、店内を見学(物色?)。店のご主人からいろいろとお話しを伺いました。私は二週連続の訪問となりましたが、やはり一人で行くよりも、いろいろな話ができて、すごく勉強になりました。

 

店内の2階へ続く階段の手すりは、メルクスカラーになっています! ちょっとフレームパイプのようですね。初めて気づきました。

 

超人エディ・メルクスがフィアットチーム時代に実際に乗ったシルバーのデローザ。

フレームサイズは580〜600mmぐらいあるでしょうか。メルクスは身長182cmですが、手足が長く、ステムの突き出しもかなり長いものを使っています。

コンポはカンパのスーパーレコードですが、フロントは穴のないレコードを使っていますね。シフトレバーの肉抜き加工やシートピラーの刻印もなく、意外にシンプルな印象です。

ダブルレバーやアウター留めはバンド締めです。選手生活の晩年、1977〜78年頃の車ですので、レーサーでもフレーム直付けが一般的になっていた時代ですが、このあたりにメルクスのこだわりが感じられます。

横尾氏の話によると、フレームにはレイノルズ531のラベルが貼ってあるものの、実はコロンバス製だったとのことです。

 

こちらはメルクスと同時代のライバル、フェリーチェ・ジモンディが乗ったビアンキ。こちらも初期型スーパーレコードのコンポで、フロントだけはレコードですね。アウター留めはバンド締めですが、ダブルレバーは直付けになっています。

 

よく見ると、ブレーキを留める貫通ボルトがなく、フレーム直付けになっています。これはかなり高い精度が要求される工作です。

 

横尾氏から、このフレームは、実はあのマリオ・ロッシンが作ったものだという話を伺いました。ロッシンで修行したキヨ・ミヤザワ氏が、チェンステーの加工形状から見破ったとのことです。

ちょっと驚きですね。勉強になりました。

 

横尾さんのご主人と奥様(写真には写っていませんが、息子さんも)がとても親切に応対してくださいました。今回はいろいろと興味深いお話しをありがとうございました。

 

このあと、東京都心を通ってOVE南青山に向かいます。