目黒のヴィンテージ自転車ショップ Corsa Corsaとマルコ・ファヴァーロ氏のコラボで開催しているJapan Vintage Ride (JVR)。 令和になって初のJVR、Reiwa Miura Rideが土曜日に行われました。
今回のテーマは『平成の自転車』。
もともとは平成最後の日に行われる予定だったイベントですが、雨天のため中止になってしまい、今回にスライドした企画です。というわけで、今回はカーボンバイクの参加も可。ふだんのJVRとはちょっと違った雰囲気となりました。
私も平成スタイルで参加です。自転車は私が持っている唯一の平成ロードバイク、平成7年製のデローザ・ヌーボクラシコ。ウェアは先日のフリマで買った平成初期のプロチーム集合ジャージです。バネスト、Z、カレラ、テレコム...、懐かしいですね。
平成でありながら、すでにヴィンテージの領域です。（笑）
そして平成10年前後に流行ったバンダナ。故マルコ・パンターニを思い出しますね。これは平成12年にジロ観戦に行った時、お土産で買ったものです。
シューズは、デローザといっしょに買ったSIDIのビンディングシューズを引っ張り出してきました。
ところが、プラスチックがすでに風化していて、履いたとたんにバリバリと割れ出す始末。とりあえずビニールテープで応急処置して走りましたが、今回のライドで完全におシャカとなりました。
今回のコースは、久里浜から時計回りに三浦半島を一周します。
朝８時、集合場所となった久里浜の『花の国』の駐車場で、いつものようにマルコ・ファヴァーロ氏のあいさつから始まりました。と、ここで重大発表が！
我らがマルコ氏が、東京五輪イタリア代表チームの最高責任者として、オリンピックに参加することが発表されました。監督ではなく、オリンピックに向けた準備や大会中のチーム運営を取り仕切る重責を担うそうです。すごいですね！
今回参加した自転車は、クロモリのヴィンテージあり、カーボンやチタンバイクもあり、とバラエティに富んでいました。
コースの中にはマルコ氏お得意のトリッキーなパートも。
細い農道の急坂を登ると、見晴らしのいい場所に出ました。ここは明治初期に防衛用の砲台があった所で、その跡がミステリーサークルのように残っています。天気がいいと海の向こうに房総半島が見渡せるのですが、この日は曇りだったので、霞んでいたのがちょっと残念です。
お楽しみの昼食は、漁港の市場にある食堂へ。
穫れたての魚を使ったお刺身定食。ボリュームたっぷり、美味しさも最高でした。
食堂前の広場で、みんな何をしているかというと、スタンディング（自転車に乗って足を着かずにじっと立っている技術）の競争です。長時間スタンディングしていた人が勝ちになります。私は昔からこれが苦手で、2，3秒でアウトでした。
次の休憩地点は、横須賀市の『すかなごっそ』です。『すかなごっそ』は横須賀産の野菜や魚介類を直売する道の駅のようなスポットで、新鮮な野菜が安く買えるため非常に人気があります。私も、葉のついたニンジンなど、たくさん野菜を買ってしまいました。
そして次に向かったのが、三浦半島のヴィンテージ自転車のメッカ、葉山自転車市場です。店内に入ると、相変わらず稀少なお宝ヴィンテージ自転車が所狭しと並んでいて、我々を誘惑します。思わず買いたくなってしまう衝動との戦いでした。（笑）
店先では、JVRのためにミニ・フリマを開いてくれていました。
今回のサプライズイベント！
葉山自転車市場の店から1分ほどの海岸で、スイカ割り大会です。お昼にやったスタンディング競技の上位2人が、スイカ割りに挑戦し、見事に一撃でスイカを割りました。みんなで食べたスイカはおいしかったです。
午後から雨が降り出したため、コースを短縮して久里浜に戻って来ました。自転車はびしょ濡れになってしまったので、家に帰ったら即メンテナンスです。
約20年ぶりに乗ったデローザは、やはり昭和の自転車に比べると走行性能が段違いでした。加速もスムーズですし、特に登り坂が非常に楽です。平成の自転車がすごいのか、デローザがすごいのかはわかりませんが、とにかく自転車の進化というのはすごいですね。きっと現代の自転車はさらに段違いの性能なのでしょう。
参加された皆さん、お疲れさまでした。また次回お会いしましょう。次回のJVRは９月21日に山中湖ライドの予定だそうです。
JVRのWEBサイトがリニューアルされる予定だそうですので、興味のある方はこちらもご覧ください。