落ち着け、私。


寒い。

まだ震えが止まらない。


緊張したのかな?

音声録音の操作がうまくできず、

焦りまくったのかな?



イかれた不倫相手の声を聞かされた。

こちらは、かなり無防備だった。


推しのインスタライブを待っている時だった。

(結局、インスタライブ見れんかったやないか!)



夫の不倫相手、

張りのある声だった。

ハキハキしていた。


我の強さが出ていた。

でも切羽詰まっている焦りが声に乗ってた。



反して、私が発した声は、

いつも以上に低く冷たい声だった。



夫に電話変わっていいかと問われた時、

すぐ電話を切ることもできた。


でも、そうしなかったのは、

相手が何を言いたいのか

すごく興味が湧いてしまったから。



別れ話がこじれている事は分かった。

そこで相手が言うとしたら。。?


脅迫か、嘆願か、マウントか…


さあ、何を言ってくる?


もしもし!?


不倫女の第一声を聞いた瞬間、言いたかった。


この電話、非常識にもほどがあるが、

自覚あります?


でも喋らせてくれないまま

彼、私と別れる気ありませんよ!


と。


あー言いたい。

次、私がしゃべる番よね??


付き合っている2人は、

どちらか一方が「別れる」と決めたら

別れるしかないんですよ?



言いたかった。

その前に、通話が終わったわけだが。。



さーて、明日の朝

夫はどんな顔を私に見せるのか。


その前に、帰ってくるのか。


あのイカれた女とはすぐに別れられないだろうね。


でも今更、

どうして夫が別れ話を切り出したのか?


まぁ、それは重要ではないか。

どうせ別れない。




不倫夫が帰ってきたとき、

この家から、子どもたちと一緒に

いろんな物みんななくなっていたら、

驚くだろうな、

そうできたらおもろいなぁと思う。


その時は、置き手紙でも置こうか。

何て書いたら、絶望感マックスなわけ?



今夜はきっと眠れないけど、

文字にしたら、落ち着いた。


もう寒くない。