今日は雨の一日で頭痛が酷くしかめっ面してました(-_-;)
葛根湯飲んだらいけるかな?と思ったけど全然効かないので、やっぱりロキソニンを飲むことに。

頭痛持ちの皆さん、頭痛〜るのプレミアムコースとか入られていますか?
私は無料のコースなので、あんまり参考にならなくて。。。


さてさて、いつぞやの神戸旧居留地散歩のとき入った『神戸パールミュージアム』
せっかく写真を撮っていたので記事にしますね。


昭和27年神戸に『日本真珠会館』が生まれました。

なぜ神戸に?

鳥羽の御木本幸吉が養殖の真珠を作ったのは有名な話ですが、神戸の北野界隈で真珠の加工会社が集まり海外に輸出する流通の拠点として神戸が真珠の街となったのです。


この『日本真珠会館』を設計したのは、当時兵庫県庁に入庁して二年目の若き光安義光氏でした。

一階には黒御影石、二、三階にブルーグレーのタイル、四階が全面ガラス窓の三層構造となり、モダニズムの意匠が息づいています。

真珠の検査選定に欠かせない採光を重んじ、しかし直射日光を防ぐ庇を設けたり機能とデザインが質の高い融合を見せています。



↑これ全部真珠です。
キラキラ〜★


真珠は貝という生き物の体内から生まれる唯一の宝石です。


白蝶貝や黒蝶貝といった南の海の貝、湖で育つ淡水のイケチョウ貝、実はアワビも真珠貝の一種です。














再びこの建物を建てた光安義光氏の話に戻りますが、彼は兵庫県庁舎や旧兵庫県立近代美術館などを設計し神戸ではよく知られた建築家となりました。

先般の阪神、淡路大震災でも彼が建てた建物はひとつとして倒壊したものはありませんでした。

神戸をよく知る彼ならばこその事実であり、『建築のデザインと構造は分けて考えるものではない』の実証だと言われています。



光安氏のアトリエ再現↓


70年という月日が経ち、現状のままでは使い続けるのは困難となり、この建物は2023年3月で閉鎖されました。

今後この建物がどうなるのかはわかりませんが、ぜひ神戸の財産を残していただきたいものです。

こういうレトロビルが集まる神戸旧居留地は、観光資源だと思います。

ギリギリセーフでこの建物に入れたこと、感謝しています。

最後に。。。

美しい真珠が生まれるには、貝の育つ環境を保つことが大切です。

そこには海だけではなく森との密接な関係があります。

実は貝の栄養を作っているのが、養殖場に注ぐ川の上流にある木々。

貝が育つ環境を守るため広葉樹を植樹する活動をしているNPOもあるようです。

NPO『ひと粒の真珠』