7月24日(日曜日)、The Iceへ行ってきました。
The Iceでは、浅田真央さん、 村上佳菜子さん、 長洲未来さん、浅田舞さん、
アリッサ・シズニーさん、小塚崇彦さん、 ジェフリー・バトルさん、
フローラン・アモディオさん、 アダム・リッポンさん、 羽生結弦 さん、
メリル・デイビス&チャーリー・ホワイトさん、 シニード・カー&ジョン・カーなど
多くのスケーター達が、真夏の(共演)饗宴を繰り広げました。
東日本震災で、被災された方や、The Iceを見ることが出来ない方にも
The Iceの素晴らしさや、面白さをお伝えしたいと思い、書かせていただきます。
この時の放送が7月31日に行われるため、放送後にyou tubeなどに
UPされた動画をお借りして、その時の内容をさらに詳しくご紹介いたします。
今日は、ショーの内容を簡単にご紹介してから、会場とされた
懐かしのモリコロパークについて、お話していきたいと思います。
The Iceショー
まるで月の光のようなスポットライトが、リンクにあてられるところから、始まりました。
ドビッシーの「月の光」が流れ、かなり幻想的な始まりです。
映画トワイライト初恋でも、初めてエドワードの家へ行ったとき
彼の部屋で聴く音楽もドビッシーの「月の光」でした。
浅田真央さんの2008年~09年ショートプログラムも月の光・・・
偶然なのか分かりませんが、縁がある曲なのですね(*^▽^*)
浅田真央さんが表現する月の光の動画はこちら です。
いろいろなスケーターの方のエキシビジョンがありました。
その中で、印象的だったのが、羽生結弦さんの成長でした。
東日本大震災があった3月11日に、仙台市内のアイスリンク仙台で
練習中だった。その後、4日間避難所で過ごすという体験をされていました。
The Iceは、被災者のチャリティーもかねていることから、
「自分にできることはスケートだけ。スケートを通して一生懸命な姿を見せて、
少しでも多くの人に勇気を与えられればいいな」とご自身が言うように、
演技にも際立つものがありました。
ショーの終わりには、一番最後に観客に深々と一礼をして、カーテンへと去っていきました。
(男子では珍しく、プルシェンコさんも、昔両方とも出来ました。)
次に印象的だったのは、浅田真央さんでした。長いことファンだった割には、
生観戦に行ったことがなくて、初めてでした。
実際の浅田さんは、とても細くて、とても可憐に見えました。
なかでもエキシビジョンは、とてもよかった!!
ワルツとジュピターとのふたつのバージョンがあったようですが、
私はジュピターのほうを見ることができました。
とても乙女チックな、でもどことなくクールさを兼ね備えていました。
浅田さんとペアを組んだのは、小塚さんとまたまたジェフさんでした。
小塚さんとのペアは、ルパンをテーマにしていて、
フィナーレで披露してくれました。とてもカッコ良かったです!!
練習の頃と違い、いきもぴったりでした。
ファン投票から、今までの中でよかったペアプログラムのなかから
2009年に組んだジェフさんとの「アラジン」が1位でした。
こちらも動画で見たことは何度もあったのですが、
生観戦は初めてでした。とてもよかった(*^▽^*)
息子が、「真央ちゃん可愛い~」を連発していました。
衣装に付いている装飾は、「ジャラジャラ」という音が聞こえました。
2009年の動画がこちら にあります。
観戦談の続きは、31日の放送終了後に作成いたします。
“The Ice2011愛知公演”放送日のご紹介
7月31日(日)15:00~16:25
中京テレビ(愛知・岐阜・三重)
モリコロパーク
モリコロパーク(愛・地球博記念公園)は、愛知万博長久手会場跡地を活用するため
また愛知万博の事績を残すために開設されることになった公園であります。
私は、愛知万博を開催するときにおこった事について、
以前あるところに書いていたことがあったため、何度かこの地を訪れいていました。
そして、愛知万博が開催されている時に、知り合いの方が運営していた
パビリオンにボランティアで何度か訪れたこともありました。
何年かぶりに、モリコロパークを訪れて、
その当時の熱狂した雰囲気を思いだしたのであります。
2005年に開かれた「愛知万博」は、とても多くの困難を乗り越えて開催されました。
それは、今までにない「市民参加」を取り入れた21世紀の開かれた万博でありました。
しかし当初は、行政と一体となった企業側のためにある万博としての色彩が強く出ていました。
そのため会場の跡地に、「学術研究都市建設」や、「ニュータウンを作る」といった
大規模公共事業によるインフラ整備がメインの万博をめざしていたからです。
立ち上がった市民は、会場候補地の「海上(かいしょ)の森」(瀬戸市海上町)での
環境問題や大規模な万博を目指し、採算性に異議を唱える動きにでたのであります。
万博誘致推進本部や準備委員会、愛知県と国といった
行政にすべて委ねることはできないことからの動きでありました。
国や行政が行っていることを普通の市民が良いのか悪いのか判断することの大切さや、
市民運動などによって働きかけたりすることが求められていると感じ取ったことにあります。
1999年、市民(地元関係者・自然保護団体・有識者)、博覧会協会などの
メンバーがもとになり、「愛知万博検討会議」開かれました。
最終的に会場を愛知青少年公園(現在のもりころパーク)に変更して、
跡地を利用した公共事業を中止したのです。
事業規模は、建設費概算2,500~3,000億円の見込から1,350億円に、
運営費概算800~1,000億円の見込みから550億円へと大きく変更されました。
会場名は、それぞれ瀬戸会場と長久手会場となり、「市民参加」は、
愛知万博の大きな柱とされていきました。
神田知事は、「地域の発展につながるような県民参加型の万博にすることを」
目標とされました。
海上会場では、市民参加型のパビリオンとして、「市民交流プラザ」が建設されました。
協会の公募による「21世紀の地球市民にとってかけがえのないものは何か、
どうしたら持続が可能か」をテーマとした市民プロジェクトを募集していった。
青少年公園会場では、国際的なNGOやNPOの運営する「地球市民村」が、建設されました。
市民参加を象徴する企画として、BIE条約上に載っていない「NPO・NGO」が、
初めて参加主体となりました。
「愛・地球博ボランティアーセンター」が、博覧会協会とは別に自立した任意団体として設立されました。
この時点で、万博史上初めて延べ10万人によるボランティアが実践され、
さらにボランティア自身が運営する自発的な推進組織を目指していきました。
一般個人の参加者からサポーター、さらに企業人ボランティアなども募集されました。
愛知万博は、テーマを「自然の叡智」、事業コンセプトを「地球大交流」として、2004年3月25日から9月25日の間開催されました。
大阪万博には及ばない入場者数ではありますが、当初の見込みより遥かに超えた2205万人(延べ人数)が来場し、
参加国も、大阪万博をしのいで121カ国(日本を含む)に及びました。
愛知万博で起こった市民参加については、町村 敬志さんと 吉見 俊哉さんで
書かれている本があります。詳しくはこちらに書かれています。
市民参加型社会とはー愛知万博計画と公共圏の再創造 有斐閣
愛知万博のパビリオン
愛知万博でお気に入りだったパビリオンをご紹介いたします(*^▽^*)
初めに、とても印象的だったのは、「国際赤十字・赤新月運動」の
パビリオンでした。
国際赤十字は、良く知られていますが、赤新月社も一緒の活動をしています。
その両方を交えたパビリオンにとても興味をそそられました。
赤新月とは、イスラム教各国で、十字形がキリスト教を連想させることから、
三日月形の記章にて活動しています。
現在赤十字社に加盟国は、日本をはじめ152カ国、赤新月社は33カ国となっています。
次に、イタリア館です。
こちらを管理運営していた方が、知り合いの方だった関係で、
何度かボランティアをさせていただきました。
イタリア館では、古代ギリシャのブロンズ像「踊るサテュロス」の本物を
本国より取り寄せ、展示したことにあります。
この像は、高さ2.5メートル、総重量108キログラム
ギリシャ・ロ-マ神話に登場する森の精で、バッカス神の従者。
1998 年にイタリアのシチリア島沖で漁船によって引き揚げられました。
直径9メートルの球体の中にディスプレイされるこの2000年以上前のブロンズ像は、
第一級の美術品で国外に運ばれ展示されるのは最初で最後になりそうです。
最後に、どのパビリオンも良かったのですが、全部載せられないので、
アルゼンチン館でみたアルゼンチンタンゴが素晴らしかったです。
アルゼンチンからダンサーの方がこのために来日し、
披露してくれました。生でアルゼンチンタンゴを見たのは、初めてでした。
浅田真央さんもエキシビジョンで、タンゴをされていました。
2009年、Por una Cabeza
哀愁をおびていて、とてもいい滑りです。動画はこちら です
愛知万博のその他あったたくさんのパビリオンは、こちら にのっています。
The Iceの記事をよんでくださりありがとうございました(*^▽^*)