日本のニュースを見ていたら

ノーベル賞を受賞された本庶佑さんが

ヴァーサ号博物館を訪れた時の様子が映しだされていました。

 

 

ヴァーサ号は世界で唯一現存する17世紀の戦列艦で、

実際に目の前で見ると誰もが圧倒されること間違いないと思います。

 

 

帆先が外まで飛び出すほどの大きさ。

 

 

博物館に展示されているのはヴァーサ号のみビックリマークなのですが、

落ち着いた照明が木造船を美しく引き立たせ、

 

 

ヴァーサ号を中心に

ぐるりと囲むように造られた6階建て吹き抜けの館内は、

 

船底から甲板までさまざまな角度から

かなりの至近距離で見学できるようになっています。

 

 

細部まで凝った木彫りがあちこちにちりばめられています。

 

 

世界最強の戦艦を造りたいというグスタフ2世の命により、

2年かけて完成したヴァーサ号ですが、

 

処女航海のその日、

わずか1300m(キロではなくてメートルですビックリマーク)の地点で

突風を受けて沈没。。。

 

 

戦艦なのに戦いによる沈没ではなく、

戦う以前に、外洋に出ることすらなく

母港で役50人の乗組員が命を落としす悲劇となってしまいました。

 

 

この悲劇を招いたのは

どこよりも最強の戦艦を造りたかった国王の希望により、

砲列甲板を急遽2列に増やしたことでバランスが悪かったという節も。

 

 

↑の砲門蓋1つ1つに

↓のようなライオンの紋章が施されるほどの凝りようですが、

この砲門から船内に水が流れ込み悲しい結末を迎えることに。。。

 

 

沈没してから333年もの気が遠くなるほど長い間

海底で眠り続けていたヴァーサ号ですが、

幸い、水質など幾つかの好条件が重なって、

引き上げられた時の保存状態は非常に良かったのだとか。

 

 

↑は本庶佑さんがご家族と一緒に記念撮影された甲板ですが、

古い船なので大勢の人が乗ると壊れる恐れがあり?

ノーベル賞受賞者などのほんの限られた人にしか許可されない

特別な場所となっています。

 

 

見るだけでも十分価値のある

行って良かったと思える場所でした。