こんにちは、龍妃花です![]()
![]()
この物語 「十三の龍の封印を解く」 は、
なおこと龍たちの神秘的な冒険を描いたファンタジーです。
ぜひリラックスしながらお楽しみくださいね!
🌟 「最初から読みたい方はこちらから!」↓
📖 前回までのあらすじ
現代に生きる中学3年生 なおこ は、ある夜、不思議な夢を見る。
「選ばれし者」と告げられた彼女の手には 龍の紋章 が…。
夢の導きに従い、最初の試練の地 へ向かったなおこ。
森の奥深くに眠る 古の石碑。
不思議な鳴き声が響く中、彼女は 霧に包まれた神殿 へと足を踏み入れた——。
🐉 白龍の封印
神殿の内部は暗く、朽ちた天井の隙間から、 わずかに月光が差し込んでいた。
静寂に包まれたその空間は、まるで時の流れすら止まってしまったかのようだった。
── しかし。
その淡い光が照らし出したものを見た瞬間、なおこの心は激しく波打った。
祭壇の中央に鎮座する、白銀の龍の石像。
その姿は、大理石のように滑らかで優美。
精巧な造りは、今にも動き出しそうなほどだった。
── だが、その瞳は冷たく閉ざされている。
それはまるで、長い眠りについているかのような静けさだった。
「……この龍が、私の守護龍?」
なおこは、吸い寄せられるように手を伸ばす。
── その瞬間。
神殿の空気が震え、冷たい風が駆け抜けた。
なおこの髪が舞い上がる。まるで、見えざる力が試しているかのように——。
何かが目覚めを拒んでいるのか、それとも、ずっとこの時を待ち望んでいたのか。
足元の床に刻まれた古の文字が、青白い光を放ち始める──。
『封印せし龍の魂――目覚めを求む者よ、その覚悟を示せ。』
なおこは、思わず息をのんだ。
「封印……?」
何かが呼んでいる。
それは龍の魂か、それとも、長き封印を守る力か。
解くべきなのか、それとも——。
しかし、迷っている暇はなかった。
床に刻まれた文字が脈打つように輝き、空間全体が光に包まれる。
まるで「選べ」と告げるように。
この龍は、ただの石像ではない。
── かつて、この世界を守護していた存在なのだから。
だが、人々の恐れと嫉妬によって封印されてしまった。
なおこの脳裏に、突如としてレムリア最後の記憶 が蘇る。
過去の真実。
封印の理由。
そして、これから待ち受ける試練。
封印の鎖が軋みを上げ、なおこを試練の渦へと押し出した――。
📖 次回予告
次回、白龍の封印の真実が明らかに——。
なおこはこの試練を乗り越え、封印を解くことができるのか?
それとも、この神殿に潜むさらなる試練が……?
🐉💫 ぜひ、次の物語も楽しみにしていてくださいね!
💌 感想や応援コメント、お待ちしています!
あなたのひと言が、なおこの旅をより輝かせます💖






