凪沙の勤めるお店の舞台で踊る一果を見つめる凪沙の目が、
ななにーでの、吾郎ちゃんと内田監督との対談で指摘された為か大きな話題になっているけど、
私が圧巻だと感じた一つは、
凪沙が、昼間の仕事に就いた初日の朝の、
一果を、よしよしと言って抱き寄せた時の目です。
なんて優しい目をするのでしょう

一果の為に働こうとしているのに、
悪態を吐く一果への苛立ちとは真逆の感情が溢れるあの優しい目を、
涙無くしては見られませんでした
一果の気持ちも切ないですし

声を荒げる場面がいくつかあるけど、
仁侠ヘルパーの彦一や嘘の戦争の浩一のような恐い恐い目つきは、一度もしませんね
鑑賞した皆さんが、号泣と呟いているんだけど、
私は、
ずーっとジワジワ涙している感じです


クスッと笑うところもありますね
パックしなから漫画読んでる凪沙には、笑っちゃいました
凪沙が通う病院は、小説には、ホルモン注射を安価に提供してくれる病院だと書いているのだけど、
映画でも、
医師の態度や言葉には、寄り添う気持ちが全く無くて感じ悪いし
看護師の爪の様子を見ると、そんな程度の病院なのねと、不快感しか感じません

この映画で、一番気分が悪くなる場面かも知れません、私
