シャトルの原木 | 道具がすき

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小千堂
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小千堂のタティングシャトルは「3Dプリントされたシャトル」ということはよくお伝えしていますが、こんな風にプリントされています。

 

↑上と下と2分割されてまとめて製作されています。

 

実売するまでにいろいろ作っていただいたので、いろいろな柄がありますよ。

黄色と青のものは不良品ということで私が切り出して使うようにいただいたものです。

 

プリントした後に切り出ししやすいように線がつけられています。

このシャトルの原木から切りだすと

 

 

このような形になります。

原木から切り出すだけだと、プリント時に溶けて糸を引いたような余分な部分もまだついています。(黄色の矢印・オレンジの矢印)

また、切り出し線はついていますがプリント線にそって小さなバリ残ったままです(緑の矢印)

でもこの段階でもう組み合わせることができる。

私がお願いしてる工房さんが素晴らしい仕事をしてくれます。

 

この余分なバリの部分を削ってまずはシャトルとして成形します。

 

切り出す道具はこれ

 

 

大小そろえてはありますが、私はカッターナイフでほとんどを処理します。一番下の刃幅1㎜の彫刻刀も買いました。

が今のところ出番はありません。

でも平刀が欲しい時があるのです、たまにだけど。

 

替え刃はこれら。

大きな刃と、鋭角をよく使います。特に鋭角。

作業しているとあっという間になくなるので、在庫を切らさないようにしています。

 

削りだしをするとこのように滑らかになります。

やすりで削っていません。

カッターのみ。

カンナの後ってとてもきれいだから、それにあこがれて工作用カンナも用意したのですが、シャトルが小さいので、取り回しが難しくて、直に刃を当てています。

 

画像は処理しているうちに割れてしまった不良品です。

プリント時の温度や速度で割れてしまう運命のものもごくたまにあります。

 

この本体が出来上がったらかぎ針をつけます。

もうシャトル作成時に針をつける位置までプリントしていただいてます。

木を削るよりは簡単だし道具も必要ないと思いますが、半ばハンドメイドです。

 

原木から切り出す動画撮ってみたいですね。

10分から15分くらいだと思いますが、見たい人いるかしら?

 

次はかぎ針をどんな感じでつけているか説明してみようかしら。