あーダメダメ!
イライラしちゃダメ!
わかってるんだけど
イライラし始めると
次々とイライラが
連鎖する
昨日はAちゃん
仕事してよ!
気配りしてよ!
ってずっと
心の中で叫んでたわ
Aちゃんは
実は一つ年上
そしてこんな水商売は
初心者なんだから
出来ないのは
よくわかる
だけどね
このバイト始めて
半年以上過ぎたよね
「初めての水商売
わからないことだらけだけど
仕事って
見てれば覚えるものでしょ」
って言ったよね
ほ、ほー
確かに仕事は
教えてもらうのではく
見て覚えて真似て盗んで
自分のやり方を
少しずつ確立していく
ものだよ
私もAちゃんには
気を使うこともあって
なかなか注意も
出来なかった
でも
「見たら覚えるもんでしょ」と
言われていたぶん
わざとオーバーに
見せてきたつもり
でもオーナーな彼から
怒られた
「なんにも教えてないのか!
どうなってんのよ!」
はぁーやっぱり言われてもーた
そこで言ってみた
「Aちゃん
教えてなくてごめんね」から
始まってアレコレと
でもAちゃん
「若い娘入ってきて
なんだかヤル気なくなったわ
男はやっぱり若い方が
いいんだもんね」
え?なに言ってんの?!
そんなこと
あったりまえだのクラッカー!
若いMちゃんやYッキーナが
入ってきてからというもの
服装が変化してきたのは
とっくに気づいてましたよ
若い娘たちにライバル意識を
持ったのも
いや、悪いとは
言わないけどさ
あのね、若い娘たちと
同じフィールドには
立ってないから私達
必死な若作りは
かえって滑稽で
見苦しくてイタいから!
で、敢えて言ったんだよね
「Aちゃん
あの娘達とは若さでは
どうしたって勝てないし
そんなところで
競うんじゃなくて
私達はあの娘たちにとって
良きお手本になって
憧れられる存在に
なろう!
私達は気配りで
負けないように頑張ろ!」と
だから
気配りして欲しいんだよね!
目の前のお客様だけとの
会話に夢中に
なるんじゃなくて
しかもその目の前の
お客様の水割りすら
お話しに夢中になって
作ってないじゃん!
私はカウンターとボックスの
お客様行ったり来たり
カラオケの相手も
やってるよよね
わからないかな?
オーナーな彼が
手伝ってくれたよね
目に余って(笑)
「こっちはいいぞ
オレがやるから」
「うちには女の子が
いないのか?(笑)」ってさ
しかも
Aちゃんマイカー通勤
だからアルコール
飲んでないじゃん!
私はボトル空けなきゃ!って
必死なんだよね
売上、上げなきゃ!って
もーっ!!
疲れ倍増だよね
あーっ
悪口言っちゃったよー
ここで流そう
グチに
お付き合い
頂いちゃって
ごめんなさーい
怒りはエネルギーだから(笑)