先生は何度も分かりやすく

CCAMについて説明してくれました。


もちろん大丈夫とか、

そういう言葉は言ってはくれませんが

1型のCCAMだったのがよかったのかな

と思います」と言ってくれました。

前にも書いたように

胸腔穿刺や羊水腔シャント術などは

1CCAMに適応できるようです。




20週の時点で腫瘍のサイズが

大きめだったこともあり

心臓や肺を圧迫して胎児水腫を起こす

可能性がかなり高いこと。

それを放っておくと90%以上の確率で

胎児死亡してしまうこと。

また正常な肺を圧迫してしまい

肺の低形成で出生する可能性もあること。


でも定期的に診察を行いCVR値を測定し

必要時はすぐに胎児治療もできること。


また胎児スクリーニング検査の結果

肺以外に奇形はなく

心臓も正常に機能していることから

合併症は今のところないとのこと。


生後必ず手術は必要になるが

比較的に予後は良好であること

なども含めて長い時間をかけて

説明してくれました。




2500035000人に1人の確率と

言われて珍しい病気なんだと

思ってましたが

先生からは年間23人程

この疾患の妊婦さんをみており

今も同じ疾患で通院されている

妊婦さんがいるとか。


《珍しい病気ではあるけど、

僕らからしたらよくある病気》と

言われました。




たくさん説明を聞いて

病気については理解できました。

ただ今自分の置かれている現状が

受け止めきれないというか

他人の話しのような不思議な感覚で

ただ説明を聞くしかできませんでした。


旦那はこの日夜勤があり

時間が来てしまったこともあって

家に帰って話し合うことにしました。




最後に先生は

「ゆっくり話し合ってきてね。

どういう風な選択をしても

僕達は最後までしっかりと

責任をもって見させていただきます」と

笑顔で言ってくださいました。


この時、すごくいい先生に

巡り会えたなと思いました。




また先生にネットで検索した内容や

前の病院でどのような説明を受けたのか

など聞かれました。


ネットでの検索は良いことも

悪いことも色々な情報が

載っていて混乱するから

ネットでは調べないようにと言われ

先生が使っている医学書の

コピーをくださいました。




2日後に胎児エコーと

小児科の予約を取って帰りました。