こんにちは!

本帰国している

まなとも運営メンバーのCraneです。

 

 

高齢者のデイサービス施設で

働いている人から

先日、こんな話を聞きました。

 

 

介護を学んでいる学生さんが

その施設に

実地研修に来た時のこと。

 

お茶の時間になりました。

コップをお盆にのせて

利用者さんに配っていきます。

 

 

 

研修中の学生さんのひとりが

 

お盆にのせて運ぶのは、

ぐらぐらして怖い。

家でお盆を使ったことないので…」

言って、

 

ひとつずつコップを手で持って配り、

次のを取りに戻って、

またひとつ配る

ということをしたそうです。

 

 

 

施設のスタッフさん達は、

お盆を使えない人がいるなんて…びっくり

驚いたの同時に、

ひとつずつ取りに戻っていては

時間がかかりすぎると感じたそうです。


 

 

それ以前には、

 

「急須を使ったことがない。

どうやってお茶を淹れるのか知らない。

自分の家ではペットボトルのお茶を

買っているので、急須が無い」

という人もいたし、


ほうきを正しく掃いて使えず、

使い捨てシート式モップのように

動かす人もいたそうです。

 

 

 

 

今、20歳前後の人にとっては、

お盆を使わないのも

お茶と言えばペットボトルなのも

ほうきを使わないのも

普通のことなのかもしれません。

 

生活様式は

時代とともに

変化していけば良いこと、

家庭ごとに

取捨選択すれば良いこと、

とも言えます。

 

 

 

しかし

その道具を使うことや

その方法、生活様式が

世間の大多数にとっては

依然として普通であるならば、

 

 

「自分の家では

使わないからできません。

うちとは違うから知りません。」

と言うのではなくて、

 

経験したことがあったり、

できるようになっていたほうが良い

と私は思います。

 

 

 

薪で風呂を沸かす、のように

現在、一般的に廃れた事なら

できなくたっていい。


 

 

 

 

「学ぶ」というと、

学校や塾で習得することと

思いがちですが、

家庭で学ぶことこそ多い

と思います。

 

お盆や急須のことは、ほんの一例。

 

 

お盆や急須の使い方は

学校では教えてくれません。

日々の生活の中で

自然に身に着けること。

 

 

 

 

「働くこと」

一見無関係のようですが、

 

日々の生活の中で

当たり前に身に着けるはずの

知識や技能を

知らない・できないままだと、

 

この人、大丈夫かな…??と

思われてしまって

働く場面で信用を得られないことも

ありえます。

 

 

 

 

私も成長過程の子どもがいるので、

 

まんべんなく様々な経験を

させられるように、

毎日の生活のなかで

意識することから始めて、

 

働くための土台となる力を

育んでいきたいと思います。

 

 

 

 

お読みくださりありがとうございます。

  

Crane

 (→個人ブログ)

 

 

 

 

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