こんにちは!

まなとも運営メンバーのCraneです。
昨年本帰国しています。
 
 
 
もうすぐ駐在妻としての新生活
始まる人も多い時期ですね。
 
 
渡航準備をするのは本当に大変。
加えて、新生活への不安や期待が
ごちゃまぜになって
心身ともに気ぜわしいことと思います。
 
 
 
私が渡航準備をした時は、
夫は約半年前に単身赴任したので 
ワンオペ育児をしながらでした。
 
 
何を船便・航空便に入れるのか、
食品は持っていくのかなど
今のことで精一杯で、
バンコクでの生活を考える余裕は 
ほとんどない状況のなか、
 

出発前に、帯同家族研修に参加して
海外生活への適応について
という講義を受けました。
 
 
その時にうかがったお話は、

駐在中に私が果たすべき役割として
常に心に残っていたのでご紹介します。
 
 
 
 
 

講師は数カ国での駐在妻経験があり、
本帰国後は異文化適応に関する 
カウンセラーとして活躍している方。
 
 
異文化に奮闘したエピソードを
沢山うかがいました。
 
 
以下、思い出して一部書きます。
 
 
---飛行機-----飛行機-----飛行機-----飛行機-----飛行機---
 
海外赴任は旅行ではないので、
日常生活のなかで
日本での習慣や考え方などが
当たり前ではないと痛感する場面が
たくさんあります。
 
 
赴任先で出産した時のこと。
その国ではへその緒を重要視せず
捨てる事を知り、
必ず取っておいて欲しいと
リクエストしました。
 
 
「なんでこんなゴミみたいなものが
そんなに欲しいのか?」と聞かれて、
 
 
橋の下で拾ってきた子じゃなくて、
真の親子だと証明するためには
へその緒が無いと将来困るじゃない。
そんな事も分からないの?と苛立った。
 
 
日本の風習が当然のことでしょ!
捨ててしまうなんて間違ってる!
分かってくれない相手もおかしいっ!!
と躍起になっていた。
 

 
病院はリクエストに応えて
へその緒を取っておいてくれたけど、
びろーんと長いチューブみたいな状態で
渡されて、、、  

こだわっていたことが滑稽に思えてきた。
 
 
日本で当たり前としてきた事は、
海外に視点を置いてみると
ごく小さな範囲での
当たり前でしかないと実感した。
 
---飛行機-----飛行機-----飛行機-----飛行機-----飛行機---
 
 
 
 
異なる国で暮らすのだから、
いろいろ違って当然‼️
 
 
自分がそれまで暮らしてきた
「日本での当たり前」が唯一の正解で、
「他国の文化や習慣は不正解」と捉えると
海外駐在生活は苦しくなってしまう。
 
 
 
 
 
講師は次のこともおっしゃいました。
 
 
「異文化で遭遇する事について、
 
なんなのこれ?こんなのおかしいプンプンメラメラ
こんな事ありえないプンプンメラメラ
だからこの国は嫌!!プンプンメラメラ

などと
否定から入らないように。
 
 
 
 
 
なにこれ?面白い国ね〜爆笑音譜
こんな事も起きちゃうのね〜爆笑音譜
日本ではありえないことランキングを
作っちゃおうかな〜爆笑音譜 

という感じで
面白がってごらんなさい。
 
(もちろん、犯罪行為などは話が別です。)



私が駐在してた頃の異文化エピソードを
今日、みなさんは
ずっと笑いながら聞いてましたよね。

そう。異文化は笑いの宝庫。

「異なる」ということに
不満や怒りをぶつけるんじゃなくて、
面白がって楽しんでくださいね!!


 
妻(母)であるあなたが
家族のなかで一番
駐在国に興味を持って
受け入れて、楽しむ。
 
 

 
そうすると、

夫は駐在員としての仕事を
一生懸命がんばれる。

子供も異文化環境に
勇気を出して入っていける。
 
 
 
駐在している国への批判や文句ばかり
家庭で言っていたら、
夫は安心して仕事に専念できない。

子供はあなたのまねをして
否定の言葉ばかり言うようになる。
 

 
 
家族全員にとって、
海外駐在生活が有意義
幸せな経験になるかどうかの
鍵を握っているのは、

駐在妻のあなたです。
 
 
 
 
 
 
家族研修でこのお話をうかがい、
タイの悪口を子供の前で言わない
と心に誓いました。
 
 
 
私は帯同前にタイに行ったことがなく
興味は全くなかったし、

タイ料理を一回食べただけで苦手で、
その後タイ料理屋は避けていました。

タイという国のイメージは
トムヤムクンと象しか思い浮かばなかった。
 
 
 
 
 
それでも、本帰国が決まった時には
 
もっともっと、タイで暮らしたかった。
もっともっと、タイのことを知りたかった。
もっともっと、タイ人とお話したかった。

タイ語が徐々に分かるようになって、
面白くなってきたところなのに…
タイ料理こんなにおいしいのに、 
気軽に食べられなくなる
と泣きました。
 
 



駐在期間には日本では無いような
困ったこともあったし、
ストレスを感じることも多々あったけど、
そんな事を一番にフォーカスせず
 
 
タイという異国を
好意的に受け入れる姿勢
面白がりながら暮らしていたら、
 
 
タイっていいよね。
日本もいいよね。
 
両国の良さに沢山の気づきを得た
駐在期間となりました。



異文化へ接する心のあり方を
意識しただけで、
全く興味が無かった国に対して
こんなに変われたのです。


幼くして外国を実体験した息子は、
「タイにまた行こうよ!日本も好き!」
と言う子になっています。
 
 
 
 
知り合いの駐在妻には、
「タイなんて本当に嫌い!
1日でも早く本帰国したい!」と
会うたびに言う人がいました。

そこのお嬢さんは
タイのことをすごく見下していた。
 
 
 
異文化にどうしても適応できず
辛く感じる人がいるのも事実だけど、
自ら拒否のバリアを張ってしまって
どんどん辛く苦しくなっていないかな?
と思いました。
 
 
日本での生活が最高。
日本以外のことは絶対受け入れない!
という姿勢を絶対崩さない決意がある人は、
帯同するのは止めた方が幸せです。
 
 
 


 
 
異文化での新生活が始まったら、
カルチャーショックで
ストレスや違和感を経験します。 
 
でも、
誰も知り合いのいない場所であっても、
力を貸してくれる人は必ずいます。

駐在国で出会うことにこだわらなければ、
オンラインで人と繋がることもできます。

どうかひとりで抱えこまないでね。
 



 
海外生活を前向きに捉えて
なんか面白そうと思いながら過ごしたら、
ストレスも違和感も
別の感情に変化していきます。


カルチャーショックを乗り越えると、
「異なること」から学びとれること
ものすごく沢山ありますよ✨
 
 

駐在妻の経験は、
将来の人生に必ず役立つ。
 
 
あなたの捉え方次第でそうなります。
楽しい海外駐在生活にしたいですねニコニコ
 
 
 
お読みくださりありがとうございます。
 
 
Crane
 

 
 

 

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