ジャニーズきっての個性派アーティストと言えば、KinKi Kids・堂本剛のソロプロジェクトではないだろうか。発表する楽曲もディープなFUNK調の曲が多く、“アイドルポップス色”は一切ない。これまでENDLICHERI☆ENDLICHERI、244 ENDLI-x、剛紫などと名義を変えて活動してきたが、5月2日には約3年ぶりとなるアルバム『HYBRID FUNK』をENDRECHERI名義で発売。再活動に踏み出す。
そんな剛の世界像が表現されている“作品”の一つとして考えられるのが、彼のWebサイトだ。昨年リニューアルした現在のサイトは、トップビジュアルのクリスタルが印象的。『HYBRID FUNK』通常盤のジャケットを彷彿とさせ、さらにマウスで長押しするとENDRECHERIのロゴや“エンドリケリー”と思われる魚など、クリスタルが様々な形に姿を変える仕掛けも。また、各コンテンツページに移動すると背景に星が煌めき、宇宙の中にいるような感覚も味わえる。奥行きのある3Dデザインも洗練されている印象で、こうしたサイトのデザインから、再始動するENDRECHERIの可能性の広がりを感じる。
1つ前のソロプロジェクト「SHAMANIPPON」のサイトグラフィックも、奥行きと没入感のあるものだった。「SHAMANIPPON」は“直感力のある国”という定義がなされているが、それを表現するかのように剛が作ったという架空の異世界が描かれており、グラフィックの美しさはまるで最新のRPGのよう。こちらもユーザーがインタラクティブを体験できる作りになっており、WebGLが使われていた(参考:https://twitter.com/hiroakihigashi/status/498065737395625984)。360°楽しめるインタラクティブ性もまた、広がり続ける剛のソロプロジェクトに通じているかのようである。
同じく、「SHAMANIPPON」のサイトでは太陽の下に多くの人々がうごめくグラフィックが使われていたことがあった。その際、サイト内にはこんな文章も掲載されていた。
<SHAMANIPPONは… ぼくの「身体」のなかにある。信じればきみの「身体」のなかにも現れる直感力のくに。「直感力」なんです。「直感力」って美しい。
SHAMANIPPON国民は「直感力」…と共に「直感力」の「美」…と共に 未来へとアクションする。ぼくらは理屈ではそうだが実際はそうはいかないことを知っている。ぼくらは理屈では生めない幸せや感動を知っている。(中略)さぁ…入国を。>
この文章に、『堂本剛の素』(GYAO!)で彼が語った「(作詞に際して)自分がその時思ったことを素直に書きたい、それがどれだけ言葉が長くなったとしても」という言葉を思い出す。これを聞くと、いかに剛が自分の感情を大切にしているかが分かるだろう。こうした言葉を踏まえて改めてサイトビジュアルを見ると、自らの“直観力”を大切にし、360°全方位的に広がり続ける剛の自由な姿勢を表しているように思えてくる。
堂本剛のソロプロジェクトのサイトは、単なるWebサイトに留まらない自身の表現の場の一つになりつつある。現サイトにリニューアルされたのは、約1年前。次はどんな美しい世界を見せてくれるのか。ENDRECHERIの活動とともに、チェックしておきたい。