イメージ 1

 

ヒョニョンつながりで、彼女の初主演作、「最強ロマンス」。

「家門の危機」「作業の定石」で印象的な脇役、「アチとシパク」ではその印象的な声で声優、「極道の妻3」では準主役、そして初めての主演、ともかくヒョニョンの魅力炸裂のロマンティック・アクション・コメディ。キンキン声の三流女記者がおでんを食べていると、犯人を追跡中のイケメン刑事がぶつかってくるが、彼女が食べていたおでんの串は刑事の脇腹に。ここから、二人の波瀾万丈の物語が幕を開ける…

キンキン声の三流女記者に、キム・ジョンウンやキム・ソナに続く名コメディエンヌになるに違いないヒョニョン、先端恐怖症ながら凄腕イケメン刑事に、『マイ・ガール』「アラン」と人気急騰中イ・ドンウク、ヒョニョンの先輩記者に、「ゴースト・ママ」「人生の逆転」と不思議な巫女風味のチョン・スギョン、年上後輩刑事に、「春香伝」の悪役イ・ジョンホン、敵役麻薬ボスに、名優チャン・ヒョンソン。

とにかくヒョニョンの映画…あのキンキン声、キュートな容貌、抜群のスタイルを120%活かしたギャグの数々は文句のつけようがなく、悪態ネタ、泥酔ネタ、セクシー・ネタ、オシッコ我慢ネタ、どれをとっても目茶滅茶笑えて大満足です。一方で、イ・ドンウクが名優チャン・ヒョンソン相手にワイルドでシリアスな刑事ドラマを熱演、イ・ジョンホンとチョン・スギョンが仲を取り持つ、といったアクション・コメディとしてのバランスもそこそこ取れた作品に仕上がっていて、存分に楽しめた一本です。

キム・ジョンウ監督は名コメディエンヌのシニ一色で前作「救世主」を撮った監督で、今回も全編ヒョニョン中心の一本、よほどコメディエンヌがお好きと見えますが、シニもヒョニョンもある意味瞬間芸の風味が強いので、彼女たちの魅力だけで一般の観客を2時間引っ張るのは、それなりの冒険だったと想像されます。

なおタイトルの「最強(チェガン)」は、ヒョニョンとイ・ドンウクの役名、チェ・スジンとカン・ジェヒョクの姓と同じ音で、「チェとカンのロマンス」という響きも持ってるようです。