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かなり好きになったチョ・ウンジ出演作から、「甘く、殺伐とした恋人」 。

多分低予算なんでしょうが、映画好きの人なら、絶対面白い映画です。役者もいいんですが、珍しく、それよりシナリオに惚れました。どんな感想を書いても、これから見る人の邪魔になるので、一切書きませんが、それだけ、シナリオが優れていることだとご理解下さい。

主演は、恋愛経験のない腰痛を持った大学講師に、「シュリ」コネ男「リメンバー・ミー」キム・ハヌル憧れの先輩「永遠の片想い」喫茶店の店長とか地味なパク・ヨンウ、同じアパートに引っ越してきた謎の女に「ワニとジュナ」『アンパン』『心震わせて』とかのチェ・ガンヒ、彼女の友達には『パリの恋人』「フー・アー・ユー?」「無分別な妻、波瀾万丈な夫、それから太拳少女」とかヒロインのちょっと変な友達役では抜群のチョ・ウンジ、と少し地味めの配役。でも実は、この配役、このシナリオには最高です。

巨匠xxxxxのタッチだ、とか、どのジャンルの映画だ、と云うことさえ見る楽しみを削ぐかもしれないくらい、繊細かつ大胆なシナリオです。単品ネタでも、日本と韓国しか信じていない血液型ネタとかヨン様ネタとか、スパイスが効いていて、かなりお薦めの映画です…ともかく最初30分とか1時間とか、退屈だったり、厭な感じがあったりするかもしれませんが、その後の料理は抜群なので、是非耐えて下さい。後悔しないと思います…