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イ・チョンアの出演作から、「サンデーソウル」。

「サンデーソウル」は70~80年代に一世を風靡した成人向け通俗雑誌だそうで、それで映画も、B級風味たっぷりの洒落たオムニバスです・・・そのため、その分野の先達クエンティン・タラティーノ諸作品に、タイトルや音楽など感じが似ています。

第一話"Teen Wolf"は、苛められッ子ポン・テギュが実は狼男で、って話で、美少女コ・ウナが絡む学園青春ものです。第ニ話"The Visitor"は結構本格的なホラー・サスペンスで、パク・ソンビンが連続殺人鬼に扮します。第三話"Young Blood 'TAEPOON'"は、イ・チョンアが武道家の娘に、キム・スヒョンが流れ者に扮した、武侠ロマンスの体裁を取っています。ちなみに「ヘイ!満タン!」ってセスナをガソリン・スタンドに横付けするのは「Sダイアリー」のイ・ヒョヌです。さらに、全体の狂言回しに「夢精期1、2」のチョン・ジェヒョン、プロローグ、エピローグはSF仕立てですが、キム・スミが顔を出したりします。

見終わった感じは、正直、監督の映画の練習に付き合わされた感じも一方ではするんですが、三本ともかなりの手練なので、シュール、オフビートな笑いタップリの、学園青春もの、ホラー・サスペンス、武侠ロマンスをまとめて楽しめたって感じがして、結構得した気分です・・・ちょっと器用すぎると思えるほど、ギャグ、アクション、ホラー、メロ、どれも上手なので、この監督これから期待できるかもしれません・・・

それにしても、ここでもイ・チョンアがいいですね。次回作「同い年の家庭教師2」がかなり楽しみです・・・