ちょっと古いですが、もう一本のシン・ハギュン、ウォンビン共演作、「ガン＆トークス」(킬러들의 수다(キラーたちのおしゃべり))
今思うと、眩暈がしそうなくらい贅沢な俳優陣による、オフ･ビートなアクション・コメディ。まず四人の殺し屋には、リーダーに「無影剣」シン・ヒョンジュン、「ウェルカム・トゥ・トンマッコル」の二人の主役から、爆破プロにシン・ハギュン、狙撃プロにチョン・ジェヨン、そしてリーダーの弟で物語の狂言回しに女性人気絶頂ウォンビン。さらに、彼らを追う刑事に「王の男」チョン・ジニョン、チョン・ジニョンが追う悪党に『Ｈａｐｐｙ Together』とか素朴な味わいのソン・ヒョンジュ、切ない動機を持った女子高生依頼人に『勝手にしやがれ』コン・ヒョジン、哀しい妊婦ターゲットに「私の男のロマンス」オ・スンヒョン・・・
ハリウッド並みにサスペンスフルな「ハムレット」のクライマックスへと向かうシナリオは絶え間ないシリアスとギャグの波状攻撃で、このオフ・ビートなノリは、かなり好きです。確かに不道徳ではありますが、それなら、今をときめく名優達の若い演技を楽しむだけでも価値のある一本と云えるでしょう・・・