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同じクォン・ジョングァン監督作、「サッドムービー」。

「私の生涯で最も美しい一週間」と同じ趣向の群像劇です。比較するのはあまり意味ないですが、多分シナリオは「一週間」の方が巧いと思いますが、役者の華とストレートなメッセージはこっちが上ですね(映画通を気取るなら「一週間」の方が上、って云わないといけないかも・・・)。

勿論「私の頭の中の消しゴム」で日本でも大ブレーク中のチョン・ウソンが、目茶カッコ良くちょっと可愛いといううってつけの役所で、多分、ファンは二三日は眠れないはずですし、そして、チャ・テヒョンの相変わらず頼り無げでお人好しのキャラ、聴覚障害者に扮した『美しき日々』シン・ミナ、その姉役「・・・ing」イム・スジョン、の手話を操る姉妹(前半、この二人にウソンのからむコミカルな会話は絶品です)、多分ホントにスッピン姿をさらすヨム・ジョンア、イケメン・イ・ギウ、美貌のソン・テヨン、余りに芸達者な子役ヨ・ジング・・・

この8人の織りなす物語は、ラスト20分のクライマックスに向かって見るものを引きずり込んで行くと思います。

タイトルが「悲しい映画」なんですが、当然、見ながら、このタイトルが気になる筈です。はたしてこの題名は、皮肉なのか、本気なのか、ドキドキしながらラストまで見るという楽しみもある美しい映画です・・・