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同じパク・フンシク監督作品から、「人魚姫」。

好きな映画です。「初恋のアルバム ~人魚姫のいた島~」として日本公開されています。ストーリの感じは「バック・トゥ・ザ・フューチャー機廚澆燭い淵織ぅ燹Ε侫.鵐織検爾覆鵑任垢、現代都会の疲弊感と昔の島の貧乏だけど純朴な感じのコントラストが鮮やかで、なかなか味わい深い作品です。

この監督作品では「私にも妻がいたらいいのに」に続いて連続のチョン・ドヨンですが、今回はトリッキーな二役を演じていて、その巧さは今回も半端じゃないです。相手役パク・ヘイル(「殺人の追憶」の容疑者役が印象的)より四つ位年上の筈ですが、全く感じさせませんし、初恋シーンの初々しさには驚かされます。読み書きのできない彼女が、彼に教えて貰って少しずつ習得する辺りは特に素晴らしく、彼の自転車の後ろに乗って、村で目に入る文字を読んでいく時、彼女の弟についてのエッチな落書きまで大声で読み上げたりして・・・とても印象的なシーンに仕上がっています。

それと、映画の最初と最後に出るコ・ドゥシムも素晴らしいです。『花よりも美しく』しか知りませんが、私の知る限り、只一人連続ドラマの主役をはれるベテラン女優と思います。この映画では、貧しく意地汚いおばさん役を楽しげに演じています。余談ですが、この映画の実写が、ドラマ『パリの恋人』で使われていますが、コ・ドゥシムの泣き叫ぶ冒頭シーンを使っています。