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同じくダンス映画と云うことで、「風の伝説」。

主役は、ダンスを餌に女性にたかる”つばめ”役に、最新作「デイジー」でのチョン・ジヒョン、チョン・ウソンとの共演が待ち遠しい名優イ・ソンジェ、彼を追う女刑事に、『冬のソナタ』でチェ・ジウの敵役を演じたパク・ソルミ。と云ってもダンスが主役と云っても過言ではないです。この二人のダンスも良いですが、他にも、”つばめ”に入れあげる奥様役イ・カニとか、女”つばめ”ムン・ジョンヒとか、プロのダンサーかと思う程なんですが、普通の俳優さんみたいです・・・

ダンスだけではなく、ストーリーも洒落てて、大人の寓話として十分楽しめる仕掛けになっています。二人がダンスにハマっていく過程の描写や、イ・ソンジェの真のダンス求道者かただの詐欺師か曖昧なキャラクター設定も相当イケてますし、ギャグも冴えてて、イ・ソンジェが最初につくダンスの師匠のエピソードや、イ・ソンジェの相方役、名コメディアン、キム・スロの胡桃のギャグなんかも相当笑えました。シナリオだけでも十分OKです。

出演者達はともかく相当ダンスの訓練をしたようで、エンドロールの後ろがメイキングというのはままありますが、特にこの映画のエンドロールには、感動するぐらい熱気が感じられます・・・お薦めの一本です。

そうそう、音楽も抜群で、『パリの恋人』でも使われたシャーリー・バッシーのHe was beautiful、Bill Haley & The CometsのRock around the clock とかとか、このOST(オリジナル・サウンド・トラック)は、それだけでも十分値打ちがあります。