人生で一番最初の呪いの記憶は小学生のころ


クラスの嫌いな子の名前と


藁人形の絵と


知ってる限りのひどい言葉で


自由帳の1ページを埋め尽くした



そして鉛筆でグサグサと



そのページを攻撃しては



親にばれないように小さく破いて捨てた



そうして翌日またいつものように



ニコニコと学校では過ごしていた



私の純粋な呪いは虚しくも



その子とは高校まで一緒になってしまった

(私はその後高校は1ヶ月で退学しました)




小学生の頃の私に何か声をかけてあげられるとしたら



「偉いよ、よく我慢して付き合ったね。一度もケンカすることもなく本当によく頑張ったね」



とでも言ってあげようか




最近対人関係でとてもストレスを感じて


主人の前で泣いてしまったり



何もかも投げやりになってしまったりして



ふとネットでストレスの発散方法をさがしていたら



『ストレスの要因や気持ちを紙に書いて捨てる』


というのがあって



それが目に飛び込んできたとたん



小学生の頃の呪いの儀式を思い出したのだ



自分を守るために


昔の自分はちゃんとストレスを発散していたのだと驚いた




ストレスからの自己防衛本能はしっかりと備わっていたんだ



あの頃の私と今の私のストレスの大きさ、深刻さに違いがあるだろうか?


小学生の私だって


毎日消えてなくなりたかったし、


どうしたら嫌いな人が目の前から消えてなくなってくれるか



そんな考えをしていたし、今もそれは変わらない



あの頃よりちょっと学んだことといえば



ものすごく消えて欲しい

嫌いな相手は

自分に似ている



ってこと。



さみしがり屋で自分中心で


人を嘲笑って情けない自分を正当化して



神様ばっかり信じて隣の大切な人を疑ってばかり



はぁ誰にも内緒で日本に行きたい



鳥とお話し中


1ヶ月でやめてしまった高校に


自転車でもう一度立ち寄ってみたいな



あの頃は本当に苦しくて生きるのが大変だったけど


ちゃんと向き合って


毎日自由で
楽しいことを探すのが上手な今の私が

どんな風にかんじるのか気になるな