中小企業診断士2次試験 2ヶ月半合格体験記

中小企業診断士2次試験 2ヶ月半合格体験記

中小企業診断士の2次試験に
わずか2ヶ月半の学習期間で合格した私の体験記です。

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前回の記事の述べた続きを
2011年度の過去問でもう少し見てみます。


事例Ⅲ 第2問
①C社の生産計画は計画期間中に変更されることが多い。
②C社社長は、当社製品の納期に対する顧客の満足度を上げるためにも
③生産計画の精度を向上させたいと考えているが、
④そのための対応策を200字以内で具体的に述べよ。


①この一文は無くても問題は成立しますが、
 わざわざ書いているということは、
 生産計画の変更に対応できる策を解答しなければいけません。

②「納期に対する顧客の満足度を上げる」との記述から
 短納期化や早期に納期がわかるといった
 顧客が喜ぶ結果につなげる必要があります。

③記載の通り「生産計画の精度を向上」させる策を
 解答すればいいですが、①②の条件を踏まえての
 解答が求められます。

④「具体的に」があるので、C社の状況に即した
 明確な具体策にまとめます。


私の再現答案はこちらですが、
この情報だけだと③④に対してしか言及していない
ようにも見えるので、
①②の要素を入れて、
「生産計画の変更が発生しても納期が遵守するために」
「短納期化を実現するために」
といった策を講じる意味についても
盛り込めば良かったかもしれません。




シンプルすぎる勉強法」でも紹介したように
私は聞かれたことに答えることだけを意識して
2次試験に臨みました。

「聞かれたことに答える」ためには
問題文を細かく読み込んでいくことが大事です。

2011年度の試験問題を例に解説します。

事例Ⅱ 第5問
①Bメガネが持続的競争優位性を確立するための
②インターナル・マーケティングの
③具体的な手段について200字以内で説明せよ。


①「持続的競争優位性」を目的としているので、
競合他社に勝てるような手段を提案しないといけません。

②「インターナル・マーケティング」の施策を問われています。
持続的競争優位性に有効な策でも、
企業が従業員に行う策でなければNGです。

③「具体的な」があるので、与件文の情報を踏まえ
○○に対して△△をやる、という書き方を
意識することが大事です。


ちなみに私の出した解答はこちらです。
問題文を精緻に分析し、忠実に解答することを心がければ
大外れしない解答になるでしょう。



このブログでは2次試験の勉強法を中心に
取り上げるつもりでしたが、
1次試験のことも少し。

私の学習スタイルで、他の受験生と異なっていたことは
ノートを取らなかったことです。
ノートを取ってしまうと、どうしても覚えるべき知識を
きれいに整理しようとしてしまい、
因果関係を意識して知識を習得できないと思ったからです。

忘れてしまった知識などは
何度もテキストを見直し、補足事項などは
テキストの余白に直接書き込みました。

前に勉強したところを手軽に思い出すことができず
心が折れそうにもなりましたが、
何度も何度も文脈を読みながら知識を得たことで
2次試験の解答に必要な、骨太な説得力のある知識が
自然についたと感じています。

1次試験の勉強中には2次試験のことなど
全く意識しませんでしたが、
私の取った戦略は結果的に大成功でした。




1次試験を受験して2次試験に臨む受験生は、
1次試験後に本格的に2次試験対策をする人が
ほとんどでしょう。

2次試験の対策に時間が割けない点は不利ですが、
1次試験で学習した基礎知識が
頭に残っていることは有利と言えます。

特に「企業経営理論」などは、
選択肢の文言がそのまま2次試験の解答に
使えそうなものもあり、大いに参考になります。

2次試験を突破するためには
1次試験の知識と与件文の情報を融合して
解答を導きだす力が必要です。

2次試験対策のみの受講生は
答案作成力を上げる学習が中心となり、
基礎知識を体系的に学ぶことはあまりしないでしょう。

幅広い基礎知識を持っていることに自信を持ち、
あきらめずに2次試験組に立ち向かいましょう。



おそらく多くの受験生が気にしないものの
絶対に受験前に読んでおくべきものがあります。
それは、受験案内です。

受験案内には本番を有利に進める情報が詰まっています。

例えば、私が受験した2011年度の試験案内には
このような記載があります。

筆記試験は、
「経営革新・改善」「新規事業開発(既存事業の再生を含む)」
などの中から、次のように出題します。
・「組織(人事を含む)を
中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「マーケティング・流通を
中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「生産・技術を
中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「財務・会計を
中心とした経営の戦略および管理に関する事例」

あくまでも出題の「中心」であり、
他の分野からも出る可能性がありますからね、
というメッセージが含まれています。
実際に事例Ⅰでは経営法務の分野の特許の問題が出題されました。

よく問題集などでは
事例Ⅰは人事・組織面の解決策を提示することと
断言しているような解説がありますが
これは誤りと言えます。
(過去の試験は出題範囲が限定されていたのでしょうか?)


また、2010年度は定規が必要な問題が出題され、
用意していない受験生は戸惑ったと聞きますが、
受験案内の持参物にはきちんと明記されていたようです。

万全の心構えで受験に望むためにも
自分はどのような試験を受けようとしているのか、
しっかりと把握することが大事です。