NHKドラマ『おもかげ』を見ています。
2023年初回で何度か再放送されているそうです。今まで見たことはありませんでした。
65歳で定年退職の日の帰りの電車の中で倒れ、病院に運ばれた竹脇正一(中村雅俊)。意識不明の治療中に身体から意識が抜け出し、案内人?を通じて過去をふり返るドラマ。2話では幼い頃事故で死別した5歳の息子が出てきます(中村雅俊の若い頃役の俳優さん、誰だろう)。あまりにつらくて夫婦ともども心を壊しかけていたときに、親友から「今は忘れるんだ。(妹である)娘さんのために生きるんだ」と言われ、長い間息子の死を封印していたことを思い出す。
次の回の予告では、亡くなった息子が5歳のままの姿で正一を迎えに来ます。それからどうなるのかは見てみないとわかりませんが。そのシーンは2人ともとても幸せそうだった。ようやく会えたね、って感じだった。
私も死ぬときにあなたに迎えに来てほしいと強く思った。私とあなたは家族にはなれなかったけど、会いたいと思ったら迎えに来てくれるのかな。あなた以外に迎えに来てほしい人なんかいない。10歳のときに死に別れた父や、現在90歳でたぶん私よりは早く死ぬだろう母親なんかには絶対に迎えに来てほしくない。何にもいい思い出なんかない。苦労させられた記憶しかない。迎えに来ても絶対に拒否したい。あなたが来てくれないのならひとりでいい。それまであなたに謝り続けるから。祈り続けるから。だから私を許して迎えに来てほしい。それが叶わないのなら、飼っていた「ろくすけ」というネコでもいいや。
私が一生のうちで「愛してる」って言ったのはたったひとり、あなただけ。今も「愛してる」って言いたいのはあなただけ。ほかには誰もいない。そしてあなた以外、ほかの誰も私を本当の意味で愛してくれる人はいなかった。あなたを失って毎日泣いてばかり。あなたを幸せにしてあげられず、後悔ばかり。こんな人生、つらいばかり。
NHKのドラマは『まぐだら屋のマリア』や『お別れホスピタル』も好きでした。あなたが亡くなって、死と隣り合わせであることを感じずにはいられません。きっとそれまでの私は、命について深く考えたことがなかったのかもしれません。
