〜今週最大の関心事〜
勝負の継続騎乗
今週は、ナニを置いても注目するのは坂井瑠星騎手(26)です。
前走、ホープフルS(GⅠ)競走後コメントを求める取材陣を前に
師匠の矢作芳人調教師は珍しく怒りを露わにしました。
「完全に騎手のミス!勝ちまであった」
と語気を強めた。
本人も「もっと上手く捌けていれば……」と
唇を噛み締めるに留まった。
これまで二人三脚で歩んできた師弟関係
海外修業など全面バックアップ体制で成長を見守り続け
その甲斐もあって昨年は、GⅠ競走2勝を成し遂げました。
矢作調教師として
ジョッキーに求める要求も高くなり
もう一段上のレベルへと評価も変わって来たと言える。
肝心のミスタージーティーですが…………
前走、一般評価では⑦人気でしたが
陣営は臨戦過程において同馬を高く評価していました。
そもそも新馬勝ちして即座にホープフルS参戦。
これだけでもチカラの入れようが判ると思います。
兄弟馬に菊花賞2着のサトノルークスや
古馬相手のエリザベス女王杯3着のタッチングスピーチ
《東京 芝1800㍍ 条件》
●東京 芝1800㍍ 枠番成績 4枠 複勝率 24.3% (2位)
●東京 芝1800㍍ 産駒成績 ドゥラメンテ産駒 複勝率 31.6%(7位)
●東京芝1800㍍ 距離延長短縮 1ハロン短縮 複勝率 23.7% (2位)
《坂井瑠星騎手 傾向》
枠番成績
目立った傾向は現れていないが最内や大外と言った
極端な枠番の方が良績をあげている。
脚質成績
得意としているのは逃馬だが次いで差し馬も結果残している。
但し、閃光一閃のような後方一気は期待薄いと見るのが妥当。
開催地
基本的には西日本地区競馬場での戦績を得意とする。
中山、東京も出走数こそ違えど複勝率21.5%
産駒別成績
騎乗数差こそあるが最も好成績を擧げているのが
ドゥラメンテ産駒 複勝率 37.9%
ジョッキーや厩舎管理者の思惑や今競走に賭ける気概は
他陣営より強くそれなりに手応えも得ての参戦。
言わば勝負競走と言えるでしょう。
坂井瑠星騎手に今走の出走条件がすべて合致しているかと
言えば必ずしもそうではありませんが………
一定の水準地以上の戦果を出しているので
狙う対象としては相応しいのではないかと判断しました。
重賞競走で好走が著しいドゥラメンテ産駒と言うのと
想定⑥人気は馬券的に妙味であり
無傷の二歳王者は少頭数とは言え外枠を引いた点もあり
今回は風向きが向いて来たようにも思われます。

