30日午前0時5分ごろ、岐阜市則松の岐阜刑務所の独居房で、60代の男性受刑者が布団の上で首から血を流して倒れているのを、男性刑務官2人が見つけた。既に失血死していた。携帯型のプラスチック製鉛筆削りの刃(刃渡り2センチ)が枕元にあり、房から遺書が見つかったことから、同刑務所は自殺とみている。

 調べでは、鉛筆削りは受刑者が数年前、日用品として購入した。分解して刃を取り出さないようネジ穴を接着剤で埋めて渡されていたが、ネジが外されていた。29日午後9時半の巡回では異状はなかったという。遺書には、死後の処置についての依頼などが記されていた。長期の懲役刑のため、1980年の入所当時から独居房にいたという。同刑務所の小川武史総務部長は「ほかの受刑者や刑務官とのトラブルはなく、変わった様子もみられなかった。管理に問題はなかった」と話している。