朝起きて、身支度。
朝食のあとにまた部屋に戻ってくるのが
面倒なので、荷物も全部持って、
食堂に行くことにしました。
部屋を出ると、昨日部屋の説明をしてくれた
お兄さんが笑顔で立っています。
「Good, morning!」
荷物を持ちましょうか?と言ってくれているみたい。
食堂まで運んでもらったらチップあげる感じ?
いや、自分で荷物持てる!
この2点が頭をぐるっと回りましたが
時すでに遅し。
私の体は勝手に荷物を彼に手渡していました。
結局ロビーまで運んでくれて、チップを渡しました。
かばんを渡さない選択肢も、チップを渡さない選択肢もあるのに。
気が弱くて、ケチ臭くて、見栄っ張りで、
はあ、自分がほんとにやだやだ。
【朝食】
気を取り直して、朝食です。
食事は毎回楽しみ。食べることが本当に好き。
そして、食べ物の好き嫌いがない自分はちょっぴり好きです。
おかあさん ありがとう。

左のお皿はオムレツ、
右のお皿はどっしりめのクロワッサン、ソーセージ、豆など。
真ん中のお皿は、なんだかわかりますか?
ビュッフェゾーンにあるときは、
10×5センチくらいの雑穀の塊でした。
雑穀ビスケットかな、そのまま齧るのかな,と思って
シェフに「なにこれ?」と聞くと、
牛乳をかけてくれて「オートミールだよ」と教えてくれました。
昨日のロッジで食べたオートミールは、
日本のおかゆみたいに鍋の中で煮込んだ状態でしたが、
こんなタイプもあるんだ。
おいしくいただきました。
【ナロク】
今日の行き先は、マサイマラ国立公園です。
ちょっと遠いので、朝8時に出発してから午前中は
ずっと車移動でした。
途中、「ナロク」という街でガソリンを入れました。
ガソリンスタンドには、新聞を手売りしている
中学生くらいの男の子がいました。
ショッキングピンクのカットソーに短いドレッドヘアーが印象的でした。
ガイドさんは彼から新聞を買っていました。
ちょっとしか映ってないけど、こんな感じ。

この街は、観光でだったかな?かなり裕福な街だそうです。
でも、エライ人たちが汚職まみれで、
そのお金は街のためには使われていないとのこと。
街にはゴミが多く、裕福な印象は受けませんでした。

街を過ぎてしばらくすると、
これまでアスファルトだった道が土の道に変わりました。
アスファルトで舗装された道ではよく、
「ここは日本が造った道」
「ここは中国が造った道」
「ここはイギリスが造った道」と説明してくれました。
この先の土の道は舗装されておらずガタガタで、
車が走った後ろは砂埃が舞立ちます。
「これが本当のケニアロードだよ!」と
ドライバーさんは言って、大げさにぶっとばしてくれました。
スピードメーターはずっとゼロのままっていうところが
またケニアっぽくていいよね。(壊れてる)
【Gift Shop】
ケニアロードをしばらく走って、
サービスエリア的な場所で休憩です。
初日同様、お土産物やさんの奥にトイレが設置されています。
お土産ルートを通らないと、トイレに行けない構造です。
ですがここは初日より大きなお店で、
他のお役さんもいたからしれっと出て来れました。
外をぶらぶらしていたら猫がいました。
5、6匹の子猫です。ケニアでは最初で最後の猫でした。


ここで、ガイドさんから人を紹介されました。
「彼はポールといいます。
明日の早朝、バルーン(気球)に乗りたいなら今申し込み。
乗らないなら朝はゆっくり出発して、マサイマラでサファリです。
はい、ここからイングリッシュタイム」
ポールが英語でバルーンのオプションツアーについて
説明してくれました。
朝4時半にロッジに迎えにきてくれ、
そこからバルーンを飛ばす場所に移動
バルーンから日の出を見て、
朝食はそのあと草原の中でビュッフェとシャンパン
だいたいそんな流れのようです。
金額は450ドル=約4万5千円。
このオプション、私が日本で別の旅行会社のオプションと
全く同じないようでした。その金額は5万円。
お、ちょっと安いじゃん。
スピード狂に加えて、空飛びものも好きなので、
やってみたくなりました。
もう一人のツアー客、Tさんもやりたいとのことだったので
一緒に申し込むことにしました。
・・・あ、しまった。
私財布にケニアシリングしかないんだった。
しかも金額的にも足りない。
クレジットカードも持ってきてない。
サファリツアーにも「余計なものは持ち歩かない」という
Nの言いつけをしっかり守ってしまっていました。
Tさんに「お金足りないです・・・(T_T)」と打ち明けると
心優しい彼は、私の分も立て替えてくれました。
日本に帰ってから、口座に振り込んでくれればOKとのこと。
こんなの、信用してないとできないことですよね。
私たちまだ会って3日目なのに!
ほんとにほんとに、感謝です。
無事バルーンを申し込んで、ポールに「明日よろしく!」と伝え、
サービスエリアを後にしました。
バルーン(気球)の看板

【ロッジ】
そのあとまたケニアロードを走り、
今日と明日、2泊するロッジに到着しました。
★まめ知識:ケニア風ロッジでのおもてなし
ここで3件目のロッジです。
これまであまり気にしていませんでしたが、
どうやらケニアのロッジでは、お客さんが到着すると
受付でおしぼりとトロピカルジュースを振る舞うのが
通例のようです。3件目にしてやっと気づきました。
おしぼりは、ほんのり良い香りがします。
おしぼりで手を拭き、ジュースを飲んでいる間に
受付をガイドさんが済ませ、その後のスケジュールを説明してくれました。
午前中の移動が長く、私たちが疲れているようだったので
今日行くはずだったマサイ族集落の見学は明日にまわして、
マサイマラ国立公園だけにして、
午後の出発を遅らせることにしてくれました。
参加人数が少ないと、ある程度自由してもらえるのがいいですね。
受付を済ませると、例のごとくポーターさんが荷物をもってくれ、
部屋まで案内してくれました。
3件目のロッジは、テントです。
テントと言ってもでかい。
ジッパーをあけて中に入りましたが、靴のままでOK。
そして中には立派なベッドが2台、
その奥に、洗面所とトイレとシャワールームが
それぞれ間仕切りされて並んでいました。
テントですが、部屋みたい。アメニティもありました。
中から見たテントはこんな感じ。

「お湯もでます」
「電気は夕方6時を過ぎると使えます」
と昨日のロッジ同様に、得意げに説明してくれました。
タクシーの運転手ケビンや、ガイドさんの話を聞いていると
ナイロビ市内でも事情に寄ってはお湯がでないこともあるみたい。
荷物を置いて、昼食のため食堂に向かいます。
食堂はこんな感じ。

食堂からみた景色。
この右の小道をずっといった一番すみっこに
私のテントがあります。

そういえば初日に、もう一人のツアー参加者Tさんが
「口コミを調べたら、だんだんとロッジの質が
落ちていくって書いてあったよ」と言っていました。
確かにそういえばそうかも。
1件目は文句なしの超高級、
2件目は設備は整っているけど全体的に古い、
3件目は上記のとおりテント、そんな感じです。
でもTさんは、3件目が一番すきと言っていました。
私も、何となくそんな気がしました。
私はこの、食堂から見た広場の景色が好きでした。
昼食を済ませて、午後からはマサイマラ国立公園をまわります。
【マサイマラ国立公園】
ゲートの入園手続き中、車で待っていると
マサイ族の女性たちが10人くらい、車に寄ってきました。
窓をコンコンとノックし、開けてくれと言っています。
木彫りのキリンや、ビーズアクセサリーを見せて
「テンダラー、テンダラー」と連呼。
10ドルで買ってくれということのようです。
ノーサンキュー・・・
ノーサンキュー・・・
ノーサンキュー・・・
・・・
何回かすると、
「ファイブダラー、OK」
半分でええんかい!
いや、ほんとはもっと安いんだと思います。
断り続けると、彼女たちは買う気がないと分かり
離れていきました。
★まめ知識:この女性たちについて
※ガイドさんが言っていただけで、
事実は確かめていませんのであしからずです。
マサイ族は一夫多妻制です。
彼女たちはおそらく第一夫人か第二夫人あたり。
旦那さんは、奥さんが年を取っていくと
第三、第四夫人、とどんどん若い奥さんをもらい、
前の奥さんたちに興味を示さなくなっていくそうです。
確かに、物売りに来る彼女たちは、結構おばちゃんでした。
彼女たちは、旦那さんから生活費はもらっていますが、
夜の時間は持て余しています。
だから、こうやって物を売って、小銭を儲けているそうです。
そしてそのお金は、すぐ近くのバーで使い、
お酒をガンガンのんで旦那さんではない誰かと一発ヤってくる
ことが多いそうです。
「別に、彼女たちは、生活に困ってる訳じゃないんだよ」
とのこと。
なにやら電話をかけるガイドさん。

ガイドさんが来ているTシャツは、日本からのお客さんが
お土産にくれたものだそうです。歌川広重Tシャツ、かっこいい。
そういえば、Tさんも初日に、ガイドさんに日本からのお土産で
カップめんをプレゼントしていました。
あと、ケニアでは日本製のボールペンが人気らしく、
Tさんはそれも10本ほど買い込んで来ていて、
要所要所で渡していました。準備がいいです。すごいです。
ゲートでの手続きを終え、またハイエースの天井をあけ、
サファリスタートです。
車の上から

馬づらのシカみたいな動物(名前忘れた)

マサイキリン。マサイマラで見たこのキリンは、マサイキリン。
昨日見た模様がギザギザしているのは、ウガンダキリンというそうです。


ゾウ

ヒョウ。これだけきっちり見えるのは珍しいらしい。

ヒョウを見ている人々。

ダチョウの夫婦

私たちのロッジは遠いらしく、そろそろ帰宅です。
きれい。

ガイドさん
「向こうの方で雨が降ってます。ほら雨の筋が見えるでしょ?」
見えますか??

【Gas station】
ゲートを出てすぐ、横道にあった掘建て小屋に寄りました。
サファリでのがたがた道で、タイヤがパンクしたそうです。
同じ小屋の中には大きなポリタンクもありました。
日本で灯油を入れるのに使うくらいの。
ガイドさんに訪ねると、裏ルートから仕入れた
安いガソリンだそうです。
この掘建て小屋は、非公式ガソリンスタンドみたいなものかな。

作業にしばらくかかりそうだったので、
外に出てぼーっと景色を眺めていました。
道路の向こう側では、子どもたちがサッカーをしていました。
学校がすぐそばにあるそうです。

15歳くらいのマサイの衣装をまとった少年が
Tさんと私のそばに寄ってきました。
【マサイの少年たち】
なにかのアクセサリーを出して来て
「これはおれがやっつけたライオンの牙だよ。
この棒でやっつけた。」
マサイ族は、衣装の腰に50センチくらいの棒や
槍を持っています。それを使ったそうです。
「わー!強いんだね!
でもライオンやっつけていいの?」
「いや、内緒なんだ。でもすごいでしょ?
欲しくない?」
なんとなくひそひそした感じで
話しかけて来たのはそのせいか。
「テンダラーでどう?」
また10ドル!
だんだん分かってきたぞ。
とりあえずビールがごとく、
とりあえずテンダラーなんだ。
しばらくやり取りしているうち、
Tさんに応対を任せて私はふわ~っとフェードアウト。
ガイドさんにその話をすると
「あんな細い子が、ライオンを獲れるわけないよ」
と一蹴。
「Tさんは優しいから、相手してあげてるけど
私は要らない~って言って抜けて来ちゃった。」
ってガイドさんには言ったけど、うそうそでした。
ただ自分の知らないものにどう対応していいかわからず
おろおろして逃げただけです。
私とガイドさんが話していると、
今度は10歳くらいの少年が寄ってきました。

この子は何かを売ってくる訳ではないみたい。
Tシャツがかっこ良かったので、
「プロレスが好きなの?」と聞いたり、
「君は向こうでサッカーしないの?」
とおしゃべりしていました。
しばらくしてTさんも、こちらに合流。
結局Tさんの方がこの少年と仲良くなり、
私は車の中へ戻りました。戻って来たTさんは、
「彼、scienceが好きで、将来科学者になりたいんだって」
って言ってたような。
日本から持って来たボールペンをあげてきたそうです。
Tさんかっこいいっす。
やがてタイヤの修理はおわり、ロッジに向けて出発です。
【夕日】
ロッジへの帰り道、夕日がとてもきれいだったので
少しだけ車から降りて写真を撮らせてくれました。
が、ぜんぜんきれいに撮れなかったのでここは割愛。
写真むずかしい・・・
そのかわりに、変な写真が撮れたので載せておきます。

全身ぶれすぎw こわいwww
一切、加工してません。
Tさんやガイドさんと写真の取り合いっこをして、
ロッジに帰りました。
【夕食】
夕食はいつも通りビュッフェ。
今日はTさんに加えて、ガイドさんも一緒に食べました。
すると、同じ旅行会社のガイドさんも、
ちょうどこのロッジにいるらしく、テーブルに寄ってくれました。
別のガイドさん2人くらいと話しましたが
2人とも日本語うまー!
私たちのガイドさんが、自分のことを謙遜する理由が
よくわかりました。この旅行会社のガイドさんは、
いろいろな経歴で日本に住んだことがある人がほとんどだそうです。
私たちのガイドさんが日本に来たのは2週間だけ。
ケニアでの日本語の試験の成績が良かったので、
その特典として日本への2週間の旅費を補助してくれたそうです。
ガイド仲間の2人が去ったあと、ガイドさんが教えてくれました。
「さっき部屋で話していたとき、
彼のお客さんはとても無口で、車の中でぜんぜん会話がないと
不平ばかり言っていました。」
ガイドさんいわく、ツアー中話さないのに、
最後のアンケートで本心を書かれるのがつらいそうです。
「ガイドさんはドライバーさんと話してばかり。
もっとガイドさんと話したかった。」
「もっとゆっくり動物を見たかった。」
「ロッジの部屋に不備があった。」
などなど。
アンケートに書かれると、ボスに怒られる。
特に、日本のお客さんは思っていることを言わない。
そのとき言ってくれれば、その場で改善できるのに。
他にも色々仕事の悩みを聞きました。
ケニアって言ったって、文化や習慣がちがうと言ったって、
仕事の悩みはそんなに日本と変わらないんだなあ。
そんな裏事情も聞いたり、楽しい話もしました。
夕食を食べ終わる頃、横からウホウホ声が聞こえてきました。
マサイ族の踊りのショーが始まったようです。
しばらくは歌とダンス。
その後はジャンプ大会が始まりました。
みんなが円になり、リズムよく歌い、
円になっている人が順番(といっても適当)に
一人ずつ真ん中に出て来て何度かジャンプして
高さを競っていました。
円になっているマサイの人たちは、
横の人としゃべって笑ったり、
かったるそうに足をふらふらさせていたり、
「バイト?」と思わせるグダグダ感がありました。
親近感が湧いて私は好きでした。


【テント部屋】
夕食を終えて、部屋に帰るとベッドの中に
ゆたんぽが仕込んでありました。
わー!ゆたんぽ大好き!!
前にも書きましたが、ケニアは朝と夜、寒いのです。
うれし~~~

★まめ知識:ケニアでのゆたんぽ
日本にむかしからあるゴムタンクタイプでした。
なお、ガイドさんはゆたんぽを知らないそうです。
別に、ケニアでメジャーな暖房器具と言う訳では
なさそうです。
Nから、ほとんどマラリアの心配ないけど、
マサイマラにいる蚊には注意しろと言われていたので
Tさんから蚊取り線香を分けて頂き、焚いておきました。

シャワーを浴びようとしたら、2つある石けんのうち1個が使いかけ
小袋シャンプーは完全に封が切ってありました。
そういえば、どのロッジにもあったペットボトルの水も
見当たらなかったし、もしやこの部屋は清掃がヌケヌケ?
石けんは残りのもうひとつを使い、シャンプーは
手持ちのものがあるため困ることはなかったのですが。
さっきのガイドさんの裏事情もあったので、
明日そのまま伝えることにしました。
8/28は、朝4時に起きてバルーン(気球)です。
シャワーを浴びたらすぐにベッドに入って、
ゆたんぽに抱きついて寝ました。
ゆたんぽ最高!
