スナギンチャクに新種/沖縄近海で採取
海洋博記念公園管理財団は一日、沖縄近海で採取されたスナギンチャクが、新属新種と認められたと発表した。沖縄の海洋生物の多様性を裏付ける発見として注目される。
新種は黄色の体色で、アカサンゴの表面だけに生息する。他の生物に付着するスナギンチャクは、多くの場合、宿主の生物を覆って殺してしまうが、新種はアカサンゴとともに触手を伸ばし、エサを探す様子が観察された。
二〇〇四年から○五年にかけ水深二〇〇メートル前後の沖縄近海で採取された個体を、カナダ出身のジェ ームズ・ライマー琉大助教と沖縄美ら海水族館が調査。これまで全く知られず近い種の記録もないことが分かった。同館の野中正法主幹らと共著でドイツの国際学術誌「コーラルリーフ」に論文を寄稿、近く出版される。学名は「コーラリゾアンサス・ツカハラアイ」と名付けた。
ライマー助教は「沖縄の生物の多様性と資源の豊富さを示すもので、今後も未知の新種が見つかる可能性が高い」と話している。
出典:沖縄タイムス