●FOMCも日銀も「0.25%利上げ」予想
政策金利
FOMC 9/15–16
0.25%利上げ
3.75~4.00%
日銀 9/17–18
0.25%利上げ
1.25%
FOMCは9月15~16日に開催され、16日に声明・SEP・記者会見が予定。
日銀は9月17~18日です。
連邦準備制度
日本オリンピック委員会
🇺🇸 FOMC:0.25%利上げが本命
ここは直近数日で一気に変わりました。
Reuters調査では、101人中86人(85%)が0.25%利上げを予想しており、政策金利は3.75~4.00%になる見方です。金利先物でも利上げ確率は約90%まで上昇しています。
背景は、8月の米インフレが予想ほど鈍化しなかった
コアCPIが前月比+0.3%
原油が100ドル超
10年米国債利回りが5%近辺
Warsh議長がインフレ抑制をかなり強調
という状況です。
したがって、「据え置き」は今やサプライズだと思います。
ただし、FOMCで本当に重要なのは利上げそのものではなく、今回のドットチャートです。
0.25%利上げ+今後も追加利上げの可能性を残すをメインシナリオにします。
Reuters調査でも、9月利上げ後に2027年3月までに少なくとももう1回利上げを予想するエコノミストが53%まで増えています。
つまり、今回のFOMCは「利上げするか」より、「もう一段上げることをどれだけ強く示すか」が重要。
🇯🇵 日銀:こちらも0.25%利上げがかなり濃厚
日銀はFOMC以上に、利上げそのものは織り込まれていると見ています。
Reuters調査では、68人中66人、つまり97%が9月18日の利上げを予想。0.25%引き上げて1.25%とする見方が中心です。
さらに日銀内部でも、基調的なインフレが2%に近づいている
円安による輸入物価上昇
原油高
景気が緩やかに回復などを理由に、追加利上げの条件が整っているとの見方が強まっています。
Reuters調査では、
1.25% → 1.50%を2027年3月までに
さらに
1.75%を2027年4~6月期に
という予想がかなり増えています。
日銀も、0.25%利上げ+今後も段階的な利上げを示唆。
ただし、0.50%利上げはかなり低い確率だと思います。日銀関係者の情報でも、急激な賃金・物価上昇がまだ見られないため、今回は通常の0.25%が妥当との見方が出ています。
一番重要なのは「ドル円」
FOMC=利上げ、日銀=利上げなので、単純に考えると方向感がなくなります。
しかも、円はすでにかなり買われています。9月8日時点で、円はわずか1週間で約4.5%上昇して7カ月ぶりの高値圏に入っていました。日銀利上げをかなり先回りしているためです。
「両方とも予想通りなら、ドル円はむしろ材料出尽くしになりやすい」
想定するシナリオ
① FOMC:利上げ+タカ派 → 米金利上昇
→ ドル高・円安
② FOMC:利上げ+ハト派 → 「今回で利上げ終了」が意識される
→ ドル安・円高
③ 日銀:利上げ+追加利上げを強く示唆 → 円高
④ 日銀:利上げするが「次はデータ次第」 → 利上げ自体は織り込み済み
→ 円売り(材料出尽くし)
最終予想
FOMC
0.25%利上げ
+ インフレ警戒を強調
+ 追加利上げの可能性を残す
→ ややタカ派
日銀
0.25%利上げ
+ 基調インフレ・円安・物価上振れを警戒
+ 追加利上げ方針は維持
→ ややタカ派
そして市場へのインパクトとしては、FOMCより日銀の「利上げ後の発言」のほうがドル円には重要だと見ています。
特に今回、円がすでにかなり上昇しているので、
「日銀0.25%利上げ → 一旦円高 → その後、材料出尽くしでドル円反発」
という値動きも十分あり得る。
実際、Reutersも円高の持続には日銀のタカ派的なフォローが必要。