視え出してからはどこに行っても視える様になってしまった
遊んでから帰り道に通るお墓にポツンと寂しそうに座っているおじいさんとか、そこら中に居るのが視えてしまいだした
同時に、その頃からチック症も始まった
おそらく、連動していたんだね
チック症が激しくなったので、霊が視える事については、さして気に留める事はなかったかな
霊が視える事よりも、何だか訳の分からない動きのチックの方に気を取られていた
その頃、神社でリフティングの練習をしていた時などに、境内でお侍さんの様な人が自分を見ているのに気が付いていたらしい
後日、その人が御霊神社に祭られている鎌倉権五郎景昌様だと分かった
なぜなら
そのお侍さんは片眼が潰れていたので、怖い顔をしている霊だと思っていた
なんでも、景昌様は矢が目の上に当たり、それが致命傷となって命を落としているとか
神社の中には肖像画あって、目が潰れた姿で描かれている
その頃は、また小学5年生だからそれほど霊の存在を気にしないで生活していた
その後、声が聴けるようになってきたよ