長男が高校受験を控えて塾通いをしていたある日の夜
塾から帰ってきてしばらくしてから
またいつものように
「お母さん、ちょっと来て」
と呼ぶから行ってみると
「何か真っ赤な着物の女の人が居る昔の十二単みたいな感じで、髪の毛も長くて、駅の方から着いてきた」
「十二単の着物?髪の毛が長いって昔の貴族だよね」
「どんな顔」
「それが顔が焼けてて真っ黒」
「どうしたの」
「貴族で、歌とか書いて過ごしていた人だけど、なんかの争いに巻き込まれて家に火をつけられて焼け死んでる だから顔が真っ黒で、炭化してる」
「あら~、木造だからか~」
「何時代かなもしかしたら平安時代紫式部とか知ってる」
興味津々で聞いてみる
「名前は知ってるけど、会ったことは無いって言ってる」
「どっひゃ~そうなんだ うわ~凄い」
何年前なんだろう 後から調べてみると、1000年以上前
こんな感じかな~
なんと神社の神様より年上だった
なんだかんだミーハー根性で騒いだけど、結局女流作家になってまた生まれ変わってくることになった
分かった事は、自分で何とかわかってくれる人間にあげて欲しかったので、これまでずっと彷徨っていたとか
要するに、視える人間は今までたくさんいたけど、ただ視えるだけなのでおばけが出たと怖がられてしまい、結局そのままになってしまったと言う事
もしかしたらこの子ならと、着いてきたと言う
考えてみると、顔の焼けただれた着物姿の女の人は、もろ怪談だもんね
ずるい事をして上がる事も出来るのだけど、わざとそれをしなかったのは、上がってからの待遇が違うそう
しかも1000年って凄いね まぁ霊界の年数は現代とちょっと違うらしいけど
この時のお姫様は、また後々助けてくれることになります
まだまだ書くことあるけど、順番がバラバラで、、、
後から出てくる人も結構いるから、とりあえず出すだけ出そうかな
それではまた~
この前の高尾山の天狗さんの話の回の方が後に書いたんですけどね八幡様の回じゃないです
思いつくままに下書きしてたら間に挟まってしまいました
アメジスト
天狗さんの話しの方が最新なんですよね~