一言:愛した人のいる町で、セミプロ探偵の奮闘
- ドミノ倒し/東京創元社
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面白かったです。
気持ちが下を向いているときには読まない方がいいかもしれません。
終わり方を含めて私はありだと思います。
東京で愛した人を亡くした主人公。
その人の故郷で探偵としての稼業をはじめてしばらくして、
事件の真相を暴いてくれという依頼がやってくる。
それまでの依頼は、ドラマなどで目にするような推理力が必要な仕事ではなく、
引越しの手伝いやら大工仕事やら失せもの探しやら、
便利屋と呼んでも差し支えのないような依頼ばかりだったことや、
依頼人が彼女の妹ということもあり、はりきる主人公。
ほぼ同時に、親友であるエリート警察官から、“街の事件がおかしい”と相談を受け、
両方の依頼を並行して遂行しようとするが……
ドミノ倒しのようなラストに向けた怒涛の展開と、
それ以前の、一般読者も一緒に推理できるようなゆったりと進む調査との速度の対比が面白いです。