一言:暗く湿った空気の中で起きる事件

ST警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)/今野 敏
¥600
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面白かったです。
今私がはまっている、科学特捜班シリーズの第3弾。

今回は、STのメンバーがロシアに遠征します。
檀家によばれたとか、研修だとか、果てはおまけでだなんて…
けれど、彼らならそんなトンデモな前提もアリだと思わせちゃう物語の運び方。
さすがですww


タイトルに”黒”が入っているとおり、このお話は、黒をメインに進んでいきます。

彼が武道でロシアの研修に招かれて気に入られ、日本に帰らず、このままこちらで過ごしてほしいと言われます。

彼はSTを辞めてロシアに残るのか、

でもそれは本題に見せかけた、ただのスパイス。あっさりと進んでいきますww


見所はやっぱり前2作同様、事件に向き合うST班の姿です。

事件現場が海外で、しかも地下室で起こったことで、翠がパニックになる場面が何度か出てくるんですが、

それが、結構真に迫っているというか、本当っぽくて、読んでる私まで息が苦しくなったように感じました。

キャップも相変わらず人間臭くて可愛いw


肝心の事件は、

・・・本当にそんなんでいいの?って感じです。


このシリーズは事件の奇想天外さやどきどきよりも、

STメンバーの感情の動きや、事件への向き合い方を追ったほうが、

テンポもいいし面白いんじゃないかと思います。