一言:多感な時期に遭遇してしまった犯罪。知らずに加担した犯罪。それを感じる重さ。
- 十八の夏/光原 百合
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光原百合さんの短編集。
連作ではないので、どこから読んでも大丈夫です。
私のオススメは真ん中の2編。
まずは『兄貴の純情』から。
自分の気持ちにまっすぐで、それが過ぎる為に周りが見えていない兄貴を持つ、弟が主人公。
兄貴が熱すぎるので、心がぐったりしてる人が読むとやけどしてしまうかもしれませんww
だけど、その分“行動することの大切さ”に気付かされるかも。
とにかく、
兄貴の動作が一生懸命すぎてコミカルで奇想天外で、面白かったです。
だって例えば、
夜遅く帰ると両親を心配させるからって、
ベランダにはしごをかけて、そこから出入りするんですよ~。
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2つ目は『ささやかな奇跡』
妻と死別してしまった夫が主人公です。
大好きだった妻に先立たれてしまった、けれど悲しんでる暇なんてなく、
育児や家事に追われます。
頼みの実母も亡くなって頼れなくなり、義母のいる大阪へ。
そこで女性と出会って惹かれあうんですが…問題は、子供。
子供の無邪気に悩まされ、救われる話でした。
推理しながら読めて、なおかつ心がポッと温まるので、
この季節には丁度いいかも。