一言:多感な時期に遭遇してしまった犯罪。知らずに加担した犯罪。それを感じる重さ。

十八の夏/光原 百合
¥1,680
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光原百合さんの短編集。

連作ではないので、どこから読んでも大丈夫です。


私のオススメは真ん中の2編。



まずは『兄貴の純情』から。

自分の気持ちにまっすぐで、それが過ぎる為に周りが見えていない兄貴を持つ、弟が主人公。

兄貴が熱すぎるので、心がぐったりしてる人が読むとやけどしてしまうかもしれませんww

だけど、その分“行動することの大切さ”に気付かされるかも。

とにかく、

兄貴の動作が一生懸命すぎてコミカルで奇想天外で、面白かったです。


だって例えば、

夜遅く帰ると両親を心配させるからって、

ベランダにはしごをかけて、そこから出入りするんですよ~。


===

2つ目は『ささやかな奇跡』

妻と死別してしまった夫が主人公です。

大好きだった妻に先立たれてしまった、けれど悲しんでる暇なんてなく、

育児や家事に追われます。

頼みの実母も亡くなって頼れなくなり、義母のいる大阪へ。


そこで女性と出会って惹かれあうんですが…問題は、子供。

子供の無邪気に悩まされ、救われる話でした。


推理しながら読めて、なおかつ心がポッと温まるので、

この季節には丁度いいかも。