うつ病になるきっかけの多くは「喪失体験」です | うつ病で精神障がい者だけど前向きに生きてやる!

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精神障がい者なのに働いてるのが奇跡?のうつ病伊達誠です。うつ病の辛い気持ちを分かってほしいので、正直な気持ち書いていきます。

●うつ病になるきっかけの多くは「喪失体験」です

 
 
こんにちは、伊達誠です。
 
うつ病になる時は、何かの原因があります。
 
その多くが、喪失(そうしつ)体験です。
 
 
昇進して、管理職になった。
 
これも、喪失体験に入ります。
 
 
「昇進して、めでたいではないか」と、思う方もいると思います。
 
でも、管理職になって、仕事が過酷になったり、責任が重たくなったりして、以前の気楽に働ける自分を、喪失しているのです。
 
 
私も、管理職に昇進してから、2年半後に、うつ病と診断されました。
 
管理職になって、自分の時間も喪失して、心のバランスを、完全に崩してしまったんですね。
 
 
職場では、この昇進の他にも、うつ病につながる、喪失体験が存在します。
 
職場の人間関係の悪化、リストラ、転勤などが、そうですね。
 
 
職場以外でも、様々な喪失体験をする場面が、存在します。
 
子供が巣立ったとか、近親者が他界したなども、該当します。
 
 
また、離婚や、ひとり暮らしを始めた、家計が苦しくなったなども、喪失体験です。
 
さらには、病気や加齢も、うつ病の原因になる、喪失体験です。
 
 
女性の場合は、妊娠と出産も、喪失体験になる場合が、あります。
 
妊娠や出産は、子供を授かったのだから、むしろ獲得体験ではないかとも、考えられます。
 
 
でも、女性からしたら、妊娠すると、妊娠前の心身を失います。
 
女性の部分を失う、という観点から見れば、喪失体験にもなるのですね。
 
 
女性の場合、妊娠と出産に伴い、体内のホルモンバランスが、大きく変化します。
 
そうした、生理的な理由で、うつ病を発症する場合も、しばしばあります。
 
 
マタニティー・ブルーという言葉が、あるくらいですからね。
 
マタニティー・ブルーは、半数以上の女性に表れますが、多くは1週間くらいで消えます。
 
しかし、10人から15人に1人は、この時期に、うつ病になってしまいます。
 
 
うつ病の原因になる喪失体験は、生きていれば誰でも、避けて通れませんね。
 
また、うつ病になる方は、生真面目で、責任感が強い人です。
 
 
でも、自分の性格は、なかなか変えられないと、私は思います。
 
「最近、寝られないな」とか、「何もする気が起きないよ~」など、うつ病のサインが出たら、とにもかくにも「休む」ことです。
 
常に、誰か頼れる人を、確保しておくことも、大切ですね。