こんにちは、伊達誠です。
♪全部ウソさ～、そんなものさ～、夏の恋はまぼろしー♪ （by 爆風スランプ）
って歌が昔あったような。
この歌そのままのような人が、いま話題になっています。
佐村河内 守氏。50歳。
佐村河内氏は、全ろうの聴覚障害者でありながら、交響曲第１番を作曲したとして脚光を浴びました。
全く耳が聞こえない人が、交響曲を作るのはとてつも無いこと。
だから「日本のベートーベン」と呼ばれていました。
でもゴーストライターの告白で、代作であることが発覚。
全てウソだったことがばれて、本人は雲隠れ中です。
嘘をついた代償は大きいと思います。
ここまではテレビ等で報道されているので、皆さんもご存知でしょう。
でも私は同じ障害者として、同じ障害年金を受給する者として、佐村河内氏に疑惑を持っています。
代作をしていた新垣氏によると、佐村河内氏はできた曲を一緒に聞いてコメントしていたらしい。
つまり佐村河内氏は全ろうではない、という疑惑も持ち上がっているのです。
佐村河内氏は聴覚障害2級とのこと。
でも耳が聞こえていたのなら、2級ではなく3級の可能性があります。
佐村河内氏は35歳の時に全ての聴覚を失ったとのことですが、そうすると約15年間障害年金を多く受給していた可能性があります。
ちなみに20歳以降に障害者になった場合、障害年金は次のように支給されます。
障害等級1級=（障害基礎年金+障害厚生年金）×125
％
障害等級2級=障害基礎年金+障害厚生年金
障害等級3級=障害厚生年金のみ
よく見ると、2級と3級の差が大きいのが分かると思います。
障害厚生年金の額は、年金を請求するまでに支払った厚生年金保険料に比例します。
たくさん厚生年金保険料を支払った人は、それなりに多く障害厚生年金が支払われます。
逆に例えば22歳の大学生の厚生年金は、厚生年金保険料を納めたことが無いので、0円になります。
次に障害基礎年金ですか、これは誰でも一律に同じ額が支払われます。
現在の障害基礎年金の年金額は、786500円です。
もう一度2級と3級の所を見てください。
2級だったら、無条件で80万円近い障害基礎年金を受給できます。
3級だと毎年80万円近い年金がカットされてしまいます。
この差は大きいです。
ちなみに私は以前は2級でしたが、今は3級です。
以前は毎月12万円くらいの障害年金をもらっていましたが、3級になった今は月6万円ほどです。
佐村河内氏は、本来3級なのに全ろうと偽って2級の障害年金を受給していたとしたら、幾ら多く年金をもらっていたことになるのでしょう。
約80万円×15年=約1200万円
同じ障害年金受給者として、不快に感じます。
佐村河内氏は皆の前に出てきて、真実を全て語るべきだと思います。
今回は長い記事になってしまいました。最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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