卒業ブログ⑥ | 中央大学ホッケー部ブログ

卒業ブログ⑥

こんにちは😃


春が近づくと、新しい出会いに期待を膨らませる事もあれば、別れを惜しむ事もあります。


しかしその時間は、人生においてはかけがえのない時間であり、新たな門出を祝える事は非常に幸せな事だと思います。


さてついに卒業ブログも本日で最後となりました。

本日の卒業ブログは、主将として時に厳しく、時に優しく接して下さり、ホッケーに真剣に取り組まれた、くにあきさんです!










 お久しぶりです。4年の福谷久仁朗です。


 まずは、これまで部活を支えてくれた森本監督、荒川・松下両コーチ、OBOGの皆様、保護者の方々に改めて感謝申し上げます。


さて、先輩が卒業するたびに自分は4年生になった時一体どんなことを語るのかと漠然と考えていましたが、気づけば本当に自分の番が来てしまいました。正直、今もどんなことを書けばいいのかわかりません。


同期はみんな、なんだかんだ真面目なので後輩に向けて熱いメッセージを綴っていることと思います。それに続いてもいいのですが、せっかく自分のことを書ける場を頂いたので、少しだけ個人的な話をしたいと思います。


僕が1年生の頃、当時4年生だった先輩にこんなことを聞かれました。


「ホッケー部とホッケーサークルが両方あったとしたらどっちに入ろうと思った?」


このブログを読んでいる方はだいたいご存じかもしれませんが、僕は高校からホッケーを始めました。ただ高校時代は一度も勝てずに悔しい思いをしたので、大学でもホッケーを続け、今度こそ勝ちたいと強く思っていました。

だから、ホッケー部に入るつもりで中大を選んだし、もともとサークルの雰囲気は合わないと思っていたので、「部活の方です。」と即答しました。先輩の方も特に意味があって聞いたわけでもないだろうし、僕自身も深く考えてはいませんでした。それなのになぜわざわざこんな昔の思い出を引っ張り出したかというと、ホッケー部を引退し、大学生活も終わりを迎える今、振り返ればその答えが決して間違っていなかったと確信したからです。







などとかっこつけてしまいましたが、4年間を振り返ってみると正直良かったことや嬉しかったことはそんなに多くなく、むしろ大変だったことや辛かったことの方が圧倒的に多かったと思います。


やる気満々で入部したのに1試合も出られずシーズンを終えた時。

活動自粛が続き初めてホッケーがつまらないと感じた時。

 先輩が立て続けに退部した時。

 2部のレベルの高さに打ちのめされた時。

 主将になったのに怪我で試合に出られなかった時。

 大井で5人くらいで練習した時。

 あと1点でインカレへの夢が途絶えた時。

 ラストシーズンなのに1勝もできず入れ替え戦に進んだ時。


 しんどい思い出はパッと浮かんだだけでもこんなにあるのに、嬉しかったことといえば2部に昇格したことと、高校時代に負け続けた相手に勝てたことくらいです。

 だけど、後悔なく終われたなと感じています。やりたかったことはありますが、まだできたかといえばそんなことはなく、自分の4年間をホッケーに捧げて全てを出し切れたと自信を持って言えます。なによりそう思えるまで頑張れたことや、成長したいと思えたことが、ホッケー部に入って得られた何よりの財産だったと思います。うまくいかないことばかりだったけれど、ホッケー部に入ってよかったと心から思える4年間を過ごせたと思っています。







 思いのほか筆が乗ってきてしまったのでいつもの如く後輩にありがたい言葉をいくつか伝えようと思います。耳にタコかもしれませんが、時間があれば読んでくれると嬉しいです。


 まず、『周りに関心を持つこと』

 これは現役のころからいろいろな表現で繰り返してきたことなので「またこの話か」と思うかもしれませんが、大切だと思うので最後にもう一度言わせてください。1人ではまともな練習もできないし、試合に出られないどころか部として成り立たない。だからこそ周りにいるチームメイトやマネージャーに関心を持って大切にしてほしいと強く思います。

 他の選手のプレーを見て、いいプレーは褒め、ミスをしたら声をかけるといったことから始めるのでもいいと思います。準備をしてくれるマネージャーには感謝を伝えてあげてください。そういうところからコミュニケーションが生まれていくのではないかと思っています。せっかくチームスポーツをしているのだから、周りのみんなを大切にして、全員が満足できるチームを作っていってほしいと思います。


 次に、『自分に責任を持つこと』

 大学生はだいたいなんでも自分の意思で決められます。部活やサークルに入るのも、留学に行くのも、何かをやめることも自分の思うままです。けれどそれがかえって一つ一つの判断を軽くしてしまっているとも思います。例えば部活を簡単に休むようになってしまうと、本人にとっては些細なことでも、他の部員は少ない人数で練習せざるを得なくなります。わざわざ出欠LINEを作って連絡している意味を再認識するとともに、きっかけは様々だと思いますが一人一人が自分の意思を持ってホッケー部に入ってくれたと思うので、その決断に責任をもって行動してみてください。


 最後に、『ホッケーに積極的になること』

 今いる部員のほとんどは大学から始めた初心者で、まだまだ分からないこともたくさんあると思います。中大は他大学と比較しても、練習の中で自分たちが考えて取り組まなければならない部分が大きいですが、初心者だけではどうしても限界があります。

 だからこそ、もっと一人一人がホッケーに対して積極的になり、レベルアップしたいという気持ちを持ってほしいと思います。監督やコーチ、OBの方々に教えてもらったり、自分でホッケーについて調べたりするだけでなく、他大学や社会人チームとも交流してホッケー知識をどんどん吸収する機会を持つと、より上手く、より面白くなっていくと思います。余談ですが、僕が2年生だった頃は自分とトップ選手のストロークのフォームをコマ送りにして見比べ、強いパスが出せるフォームを模索するのが日課でした。

 ホッケーに貪欲になってとことん突き詰めて楽しんでみてください。






 長々と偉そうなことを書いてしまいましたが、「こうしなさい」ということではないので、こんな考え方もあるんだなくらいに受け流して、みんななりのやり方で頑張ってください。いい先輩でもいい主将でもなかったけれど、ついてきてくれてありがとう。


 最後になってしまいましたが、同期のみんなへ

 4年間本当にありがとう。経歴も考え方もバラバラだけど、ホッケーに向き合っている時の不思議なまでの一体感がとても好きだった。

 怪我や就活でフィールドに立てなかった時にチームをまとめてくれて、滅茶苦茶なことを言っているのに受け入れてくれて、審判をやらせたのに判定に怒って、それでも最後まで練習を支えてくれて、本当にありがとう。みんなに支えられて4年間やり遂げることができました。またどこかで。






 改めまして、4年間たいへんお世話になりました。今後のホッケー部の活躍を心から楽しみにしています。ありがとうございました。


 

福谷久仁朗









卒業される4年生の皆さん。

本当に4年間お疲れ様でした。そして今までありがとうございました!

中々思う様に行かず、苦しい事も多々ありましたが、最後に4年生の先輩方と笑って終われた事が何より嬉しかったです。


社会人となり新たな道を歩まれると思いますが、先輩方の今後のご活躍を心より祈念いたします。


改めましてご卒業おめでとうございます!



本日を持って卒業ブログは終了となります。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊


次回のブログも楽しみにしていただけると幸いです!