先日行われた、よゐこさん主催のトークライブ「師匠は鎹(かすがい)」を見学させていただきました。

 

 

 

 

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何と言っても注目すべきは、三人揃って34年ぶりに角座出演を果たされた『かしまし娘』師匠。

 

 

 

当日、僕みたいな何処の馬の骨かもわからん底辺の芸人が、楽屋に挨拶なんてさせてもらうのは、大変おこがましいと思い、イベントが始まるまで劇場付近を右往左往しておりますと、

 

 

「チュンちゃん!!久しぶり!!今日は観に来てくれてありがとうね!!」

 

 

声をかけてくれたのは、かしまし娘の長女、正司歌江師匠のご長男であり、現在東京でテレビ番組のプロデューサーをされている平井さん。

 

 

平井さんとはかれこれ10年ほど前にひょんなことがきっかけで知り合い、今でも懇意にさせて頂いている間柄。(僕が勝手に思ってるだけかも知れませんが。)

 

 

そんな平井さんからイベント開始前にまさかの一言。

 

 

 

「チュンちゃん、楽屋に入って挨拶しときなよ、俺が紹介するからさ。」

 

 

 

 

いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!

 

 

俺が!?

 

 

俺みたいな底辺も底辺の芸人が!?

 

 

一度も面識のない芸能界の生けるレジェンドに御挨拶!?

 

 

無理無理無理!!!

 

 

万が一その日に誰かが楽屋泥棒にでも入った場合、真っ先に疑われるの俺やん!!

 

 

絶対俺やん!!

 

 

やるやん、やりかねんやん俺やったら!!

 

 

なんてふうにお断りするタイミングすら無く、平井さんに誘われるがまま楽屋入り。

 

 

とりあえず、手短に挨拶だけさせて頂いて楽屋を後にしようとしたその時、またもや平井さんからとんでもないキラーパス。

 

 

 

「チュンちゃん、せっかくなんだから師匠方と写真撮って貰いなよ。」

 

 

 

いやだから平井さん!!

 

 

僕ですよ僕!!

 

 

底辺も底辺、いやむしろ漆黒の深海に人知れず生息する芸人、チュンちゃんですよ!!

 

 

しかも最近まで何年もようわからん国に行ってた僕。

 

 

万が一この数日後に海外でしか発症例がない病気に、お三方の誰かが発症した場合、真っ先に疑われるの俺やん。

 

 

いやむしろ俺しかおらんやん!!

 

 

『正司歌江、ジカ熱発症。』

 

 

俺やん俺やん!!間違いないやん!!疑いの余地ないやん!!

 

 

堪忍してつかぁさい平井さん!!

 

 

なんてお断りする猶予もなく、平井さんの指示のもとパシャリ。

 

 

 

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かしまし娘師匠御三方と、歌江師匠のお孫さんと、チュン。

 

 

生けるレジェンド達と、レジェンドの血を継ぐものと、チュン。

 

 

チュン…

 

 

いや絶対いらんやんチュン!!

 

 

 

コイツだけはどう考えてもいらんやん!!

 

 

 

チュン!!!

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ちなみに、かしまし娘さんと言えば、長い歴史がある松竹芸能において、初めて専属タレント契約を結ばれた芸人さん。

 

 

で、その芸歴はと言うと…

 

 

歌江師匠 芸歴87年目

 

照枝師匠 芸歴83年目

 

花江師匠 芸歴80年目

 

 

 

 

そんな向かうところ敵なしの、他の追随を許さない芸歴を重ねてこられた師匠方の間に割って入る芸歴たったの16年目、

 

 

 

チュン。

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・・・・・。

 

 

いやはやほんま恐れ多いとはこの事でしたが、師匠方お三人とも本当に優しく接して頂き、「あんたら写真写真て、私らが明日死ぬと思うてるんとちゃうか!?」なんてギャグも飛ばして頂き有難うございました。

 

 

しかし、師匠クラスのお年の方が時折飛ばす「死」についてのギャグはマジでいつもタジタジになるしかないですよね。

 

 

いやめっちゃ面白いんですけどね。

 

 

ただ、やはりタジタジ感だけは絶対に否めませんよね。

 

 

そしてそんな僕よりも半世紀以上も長きに渡って芸能界を生きて来られた師匠方の繰り出すトークは、やはりとてつもなかったわけで、このアメブロ内に書いては消されそうな話しとかもたくさんございました。

 

 

まぁその内容については、お金を払って見に来られていた客さんがたくさんいてるわけで、詳しくは書けませんが、一つ凄く僕的に勉強になったと言いますか、見習って行かなあかんな〜、と思ったのが舞台衣装のお話。

 

 

当時、東京と大阪を行き来し、毎日のように舞台に立たれてた超売れっ子の御三方がこれだけは徹底していたと言うのがその舞台衣装。

 

 

「お金を払って見に来てくれているお客様に対して、一度でも着た事のある衣装では失礼だから、毎回どんな舞台でも、新しい衣装で出ていたのよ。それがどんなに高い着物であっても。この世界は華やかに見せないといけない仕事だからね。」

 

 

いや〜、改めてどんなイベントでも一つの舞台に立つと言う重みを感じて挑まないといけないんだなぁ〜と思いましたね。

 

 

それがいわゆるプロなんだと。

 

 

て事で明日あたり服でも買いに行って来ます。

 

 

若い女にモテる服をね。

 

 

とにかく師匠方、呼んで頂いた平井さん、この度は舞台を勉強させて頂き有難うございましたー!!

 

 

写真は一生の宝物にします。