古代マヤ文明の素晴らしい遺跡もさることながら、
そこに生息する様々な動物たちとの出会いに、感動の連続だったグアテマラはティカルから移動。
次なる目的地は国を変えまして、
メキシコのカンクン!!
(カラーはメキシコの国旗をイメージしました。僕もこんな洒落たことできるんです。ナメないでください。)
そうです!!
あの言わずと知れたカリブの高級リゾート地!!
しかしそのカンクンまでの移動が、
この旅始まって以来、
史上最大の、
地獄への幕開けとなろうとは…
“先に書いときますが、本編はあまりにも内容が濃かったため、2回に渡りお送りします”
只今ランキングに参加しております。
ひとまずいいね、ありがたき幸せ。
この時僕達が滞在していた、フローレスからカンクンまでは、どうやら2通りの行き方があるみたいで、
①ベリーズを通ってカンクンに向かう。
②メキシコのパレンケ経由でカンクンに向かう。
①だと、バスの乗車時間も短く楽に行けるみたいなんですが、
ベリーズではどれだけ滞在期間が短かろうが、出国の時に必ず出国税(2300円ほど)を払わなければならないのでお金がかかる。
②だと、料金は安くで行けるのですが、その分移動時間もかなり長く、なかなかしんどい移動となってしまう。
要は、
時間を取るか、金を取るか。
こういった場合、普通の二人旅ならば、相方と相談して決めるのが定石なわけですが、僕達は違います。
そうです、もちろん今回も僕の旅の頭脳、いや、僕の旅の全てのオーガナイザーである、平成の諸葛孔明こと、相方軍師の采配により、
相方軍師「リゾート地という名の、金銭的戦地に赴く前に、少しでも兵力(財力)を確保じゃ!!」
と言うことで、
②パレンケ経由でカンクンに行く!!
に決定しました。
ちなみに相方軍師は普段からこんな喋り方です。
腹が減った時には必ず、
「飢餓の波が押し寄せてきおる。」と言い、
食事を口にした時は必ず、
「幾層にも重なる旨味が寄せては返す波の如し押し寄せてきおる。」
と言います。
ってなわけで、早朝5時、
まずはメキシコのパレンケという町を目指し、
こんな大型バンに乗車。
実は今回の移動も、ティカルに行った時同様、例のボッタクリツアー会社であらかじめ予約していたので、どうせ人数パンパンに集めて向かうのだろうと思っていたのですが、
いざ乗ってみるとびっくり、
なんと車内は僕達以外の乗客ゼロ!!
まさかの嬉しい貸切にテンションが上がり、全てのシートにベタベタ手垢を付けるのはもちろん、一応全ての座席で寝転んでみましたよ。
なぜか後ろから2列目が一番しっくりきました。
しかし僕の寝顔の可愛さったら、ほんま他の追随を許しませんよね。
鍋の中で丸くなる猫か、僕かって感じです。
てな感じで、幸先よいスタートを切った今回の移動。
朝も早かったので、あっとゆう間に眠りに落ちたわけだったのですが、
そんな幸せな時間は長くは続きませんでした。
乗車してから約1時間が経過した頃。
ガタガタガタガタガタガタ、
ガタガタガタガタガタガタガタ、
ガタンッ!ガタンッ!ガタンッ!ガタンッ!ガタガタガタガタッ!!!!
あまりの衝撃に、漫画みたいに体が跳ね上がる僕!!
怯えながら身を起こして外を見てみると、
完全なるオフロード!!
いやいや聞いてへん聞いてへん聞いてへんとて。
何よこれっ!?
僕「運転手さんすいません、このオフロードはいつまで続くんすか!?」
運転手「ポキート(スペイン語で少しの意味)」
僕「あ〜、ほんなら良かった。まさかこれが永遠続くのかと思った。」
一人でそんなことを呟いて、一度胸をなでおろし、多少ガタガタは感じるものの、もう一度眠りつこうと横になる僕。
しかし、
さらに1時間後。
ガタガタガタガタガタガタ、
2時間後、
ガタガタガタガタガタガタ、
一旦休憩。
(手前が運転手のじいちゃん)
休憩挟んで3時間後、
ガタガタガタガタガタガタ、
4時間後、
ガタンガタンガタンガタンッ!!!
ガタガタガタガタガタガターーーーーーーーーー!!!!
いや、寝れるかボケー!!!!!
いつんなったら終わるんじゃこの道っ!!!!!!
いや〜、自分でもびっくりしました。
寝起きであんなにも声を張り上げたことが過去にあったでしょうかと言うぐらい。
おかげさまで、相方にバチクソキレられましたよ。
相方「いや、ちょっと!何急にキレてんのよ!!てかまず誰にキレてんのよ!!運転手のじいちゃんびっくりするからやめや!!!何考えてるん!!!黙って座っときや!!!」
いや、別にね、運転手のじいちゃんにキレたわけじゃないのよ。
なんと言いますか、
まぁ強いて言うならば、
誰のせいでもないこの決して抗えない怒りが溜まりに溜まって、衝動的にとにかく大声で叫びたくなったんです。
なんせ5時間ですからね、5時間。
5時間ずーっとガタガタなんですから。
昔、もんたよしのりがなんかの番組で、
「あんなー、自分らマラリアとかかかったことあるかぁ?あんなんめちゃめちゃしんどいねんでぇ、あんなん40度の熱がぁ、4日間も続くんやから。それに比べたらあんなんインフルエンザなんて、あんなんハナクソやでっ!!!」
とか言ってたのを見て、
「こいつ何ほざいてんねん」とか幼き頃思ってましたが、
その気持ちが少しわかったような気がします。
(全然違うやんけ!とか言うツッコミはこの際いりません。)
マジで、5時間ずーっと、荒れ狂うオフロードを走ることに比べたら、あんなんジェットコースーターなんてハナクソやで!!です。
ほんま、どんな恐怖の絶叫系の乗り物よりも、5時間ガタガタの方がマジできついです。
ちゃんとお尻付いてるか、何度も確認しましたからね。
どっかにお尻取れて落ちたんちゃうかってぐらい、ケツの感覚なかったですから。
お陰様で最近意図してない時に屁が出るようになりましたから。
このケツではどう考えても嫁に行けません。
その後も、僕のお尻の状態の悪さをよそに、相変わらずのガタガタ道は続きます。
いよいよ寝ることは諦め景色を眺めることに。
所々でどこに住んでんねんと言った民族が歩いていたり、
当たり前のように馬に乗る青年を見ながら、
当たり前のように建つ藁葺き屋根の住居を見て、
ここは一体何時代やねん、なんてツッコミを入れつつ、
まずはグアテマラ側のイミグレに到着。
グアテマラは出国税は必要ないと聞いていてたので、出国スタンプだけ押してもらおうと、中に入ったのですが…
ここでまさかの、出国税という名の賄賂を請求されました。
1人20ケツァール!(約300円)
先ほども書きましたように、グアテマラは出国税が必要ないと、あらゆる情報を見ていましたので、これは完全にイミグレの奴の懐を温めるだけのやつでしょう。
ほんま海外って、こう言った一見お固そうな職業の人たちが、そういう悪い事をしやがるので、頭にきますよね。
なので初めは「お金を持っていない!」と言って、支払いを拒んでいた僕達でしたが、
それじゃあ、いつまでたっても出国スタンプを押してくれずラチがあきません。
ただこの時マジで、出国税のことなんて毛頭になかった僕達、
少し持っていた残りのグアテマラのお金全て足しても、
二人で28ケツァール。
周りにはどう考えてもATMらしきものは無いし…
どうしたらいいねん。
やばいやん。
メキシコ行かれへんやん。
と、頭を抱えたその時でした。
イミグレの奴「じゃあそれでいいよ。」
ありがとー!!!!!!
センキューセンキュー!!!
良かった〜
マジで助かった〜
ほんまありがとうや・・・
いや、ありがとうやあらへん💢
そもそも賄賂要求した、ものごっつ悪い奴やんコイツ!!!
よく考えたらものごっつ悪奴やんコイツ!!!
何言わすねん!!!
アホか!!!
相手の立ち位置、自分の立ち位置が、もうよくわからんようになった激動の出国でございました。
そうしてまたもや車に揺られること30分。
「ここの峠を越えればもうすぐメキシコとの国境だ!!」と、運転手。
して、目の前に現れた道は…
いやもうやばいやん!!!
ものごっつ急な坂やん!!
しかも、砂利やん!!!
絶対車滑るやつやん!!!
勢いよく登るものの、案の定タイヤがキュルキュルキュル〜なって、空を切る。
そりゃ心配なって現地の子供も現れます。
結局登ったり降りたりを5回ぐらい繰り返し、ようやく坂を登り切ることに成功。
その瞬間、乗客2名から割れんばかりの拍手喝采!!
なんやよーわからん一体感が生まれた瞬間でした。
その後もジャングルな道をひたすら突っ切ること30分。
ようやくメキシコとの国境へと到着!!!
これでようやくメキシコや!!と、
安堵の表情を浮かべたのも束の間。
なんと今回の国境は、
まさかのリバー!!!!
(この川を挟んでこちら側がグアテマラ、向こう側がメキシコとなっています。)
いやいや、アドのベンチャーが止まらんやん。
なんやねん今回の移動。
高橋名人の大冒険島よりも冒の険が過ぎるやん。
船もこれカチカチ山のやつやん。
沈む感じのやつやん。
辛過ぎるて。
そんな不安を抱えながらも、いざ乗船。
そしたら意外や意外、
ええ感じやん!!!
うん。
なんか思うてたよりも全然良い!!!
川の流れも緩やかやし。
バイバイ運転手のじいちゃん!!大きい声出してごめんよー!!!
アジア人がこんな船に乗って国境越えをするのが珍しいのか、やたらと注目される僕達一同。
体穴あくんちゃうかってぐらいガン見されましたよ。
そうしてあっという間に対岸、
メキシコに到着!!!
さらにここからはタクシーに乗り換え、メキシコ側のイミグレに向かいます。
このタクシー代も送迎代に含まれているみたいで、なかなかしっかりとした連携プレー。
それはまるであの頃の強かった阪神タイガース黄金時代の、勝利の方程式、J・F・Kをも彷彿とさせます。
全然野球知りませんが。
タクシーに乗り換えることわずか10分ぐらいで、イミグレに到着。
ここのイミグレは、一ミリのストレスを感じさせることなく、一瞬で通過。
しかも、イミグレのおっさんの愛想もすこぶるよくて、それだけでもうすでにメキシコLOVE。
所詮人間なんてそんなもんです。
なので僕もニコニコ笑顔を心がけることにしましょう。
無事メキシコへの入国が済めば、
今度はパレンケ行きのバンの乗り場へと連れて来てもらったんですが、
まだ乗客の人数が揃っていないみたいで更にここで1時間待ち....。
あーもうマジでしんどい。
早くメキシカンタコス食べたい。
ようやく乗客が揃い出発。
もうなんか疲れ過ぎて....
このバンに乗ってた記憶一切なし....。
おそらく乗車中、終始白目を剥いていたと思います。
そんなこんなで、朝5:00に出発してから
約11時間後....
ようやく、
ようやく、
パレンケへと到着しました〜!!!!
いやマジで自分で自分を褒めたいです。
今、目の前に金メダルがあれば、確実に甘噛みします。
そのぐらいの過酷な道のりでした。
しかし、ここパレンケはまだ経由地の一つに過ぎないわけで、
本来の目的地であるカンクンはまだ先。
そうなんです。
実はまだこれからなのです。
これらはまだ,、
これから始まる地獄への序章に過ぎなかったのです。
さぁいよいよ幕開けです。
地獄の扉は今開かれました。
次回、いよいよこの旅史上最凶の衝撃事件が勃発!!!!
乞うご期待!!!!
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ひとまずお疲れの良いね、宜しくお願いします。
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