タイの首の長い民族
ベトナムの口の中を黒く塗る民族
エチオピアの唇に皿をはめ込む民族
など、世界には驚くべき風習や伝統を持った民族が存在しておりますが、
噂によるとグアテマラのアティトラン湖周辺には、
青い民族衣装を身に纏う民族の村があるらしい。
その名も、
サンタ・カタリーナ・パロポ
只今ランキングに参加してます。
ひとまずいいね、ありがたき幸せ。
青い民族衣装の村、サンタカタリーナパロポに向かう前日、
同じ宿で出会った日本人夫婦からこんな注意を促されます。
「サンタカタリーナパロポの村ではあまり勝手に村人とかの写真を撮らない方がいいみたいですよ。なぜかって言うと、10年ぐらい前にその村を訪れた日本人男性が、村の子供達にチョコレートを配って、その子供達の写真をパシャパシャ撮った事を村の大人達がよく思わなかったみたいで、集団リンチにあったみたいなのよ。だから写真を撮る際はくれぐれも気をつけてね。」
と。
まぁ人の噂なんて尾ひれはひれが付くもので、この話がどこまで本当の話かはわかりませんが、その後行ったグアテマラの各地でも同じような話を聞いたので、おそらくこれに近い事は本当にあったのでしょう。
この話を初めて聞いた時は、「チョコレートをあげて写真撮っただけで、何てひどい事をする民族なんや!!」と、一瞬思いましたが、よく話を聞くと、チョコレートなどのお菓子を食べて虫歯になって歯の治療も受けれない子供達がたくさんいるといった背景があるみたいで、そう言った事も民族の大人達が憤慨した理由の一つにもあげられるらしく、それが間違いだったことに気付かされました。
なのでその辺の事実をしっかりと受け止め、「おいらはただのよそ者の一観光客で、聖者でも主役でもなんでもないのだ!!」と言った遠慮気味の気持ち半分、ボコられるのではないかと言ったビビる気持ち半分を持ってして観光してきましたよ。
て事でえらい前置き長く書いてしまいましたが、
ようやく移動です。
この時泊まっていたパナハッチェルからサンタカタリーナパロポまではかなり近いみたいで、
移動はこちらの乗り物に乗って移動です。
ただの、トヨタハイラックスの荷台!!
このような車の荷台か、
こちらのタイのトゥクトゥクのような乗り物がここでの村人達の足になっているそうです。
さっそくやって来たハイラックスの荷台に乗り込んだわけなんですが…
む、むちゃぐちゃ狭い。
隣の女の人のお尻の温もりが直で感じる。
そして乗ってるのは僕ら以外全員現地人というとてつもないアウェー感。
とりあえずこう言う時は笑ろうとけと、笑顔を取り繕うものの、
まったく笑えてない…
顔面バキバキやんけ。
僕笑顔苦手ですねん。
でも皆さんそんな僕の気持ちを察してくれたのか、笑顔で話しかけてくれたり、降りる場所を教えてくれたりと、とても親切でございましたよ。
そんなこんなで、のどかな山道を走る事15分ぐらい、
早くも到着しました。
サンタカタリーナパロポ。
村の中心はこじんまりとしているものの、少しカラフルで可愛らしいのですが、
その他は、
いい風に言えばのどか、少し悪言い方をするならば、何もなさそうといった印象。
まぁこの村には、村自体を観光しに来たわけでなく、そこに住んでいる青い民族衣装を着た人々の生活を少し覗きにやって来たわけでありまして、別にその村に何もなかろうが良いのですが…
肝心の青い民族衣装を着た人が全然おらんやんけ。
どないなっとんねん!?
確かに偶然にも青い服を着てる子の割合が多いように見えますが、そのほとんどが民族衣装でもなんでもなくただの青いTシャツ。
もう一度言わせてください。
どないなっとんねん!!
完全に雲行き怪しいやんけ…。
とりあえず、青い民族衣装の事は一旦置いときまして、
しかし子供のサッカーというものは、
誰かにパスをするなんて事が一切なく、全員で一個のボールをただひたすら追いかけると言う、
全員が全員メッシ!!笑
もはや全員がファンタジスタ!!笑
もし全員がメッシのような選手だったら試合にならないと言った事がよくわかりましたね。
ただ、色はどうあれ民族衣装を着た女の子がサッカーをしている姿は、メチャグちゃ可愛かったですね。笑。
日本人の僕としてはかなりシュールな画です。
おっ!!!
ここにきてようやく、青の民族衣装らしき衣裳を着た人発見!!!
しかし、下は黒。
ウーム・・・。
もっとこう、映画アバターのような画を期待してたんやけどなぁ。
(ネットから)
期待していたほどの収穫がまるでないので、もうこれに期待するしかないと神妙な面持ちで村のお土産屋さんを覗くと、
うん、ようやくそれらしくなって来た。(そうでもないやろ。なんて意見には耳に金目鯛の目ん玉を詰めて塞ぎます。)
さらに、このお土産やさんの店主の衣裳が、
青!!!
いや正確に言うと、青を基調とした色合い!!!
うん。
満足です。
多くを望んではいけません。
多くを望みすぎると、どっかの日本人のようにボコられる恐れがありますのでね。
ちなみにこの店員の女の子に、
「この青い民族衣装はこの村の色?」と聞くと、
満面の笑みで、
「YES!!」
と答えてくれましたよ。
ただ、そんな彼女の妹らしき女の子の服は思いっきり赤だったんですけどね。
それにしてもこの店員の女の子、多くの中南米の人がスペイン語しか喋れない中、こんな小さい村なのにもかかわらず、なかなか英語が達者でびっくりしましたね。
笑顔も可愛いし、写真を撮りながらも、「この服似合うと思うわよ!」なんて商売もわすれずに、マジでしっかりしてると思いました。
僕が彼女ぐらいの年齢の時なんて、如何にして近所の本屋さんから未成年とバレずにエロ本を買うかぐらいしか考えてなかったですからね。
ほんま尊敬です。
そしてこれを皮切りに僕らに運が味方してきたのか、さらに村の奥地へと足を運びますと…
居ました!!!
これはもう完全に上下青の民族衣装!!!
カメラを構えると恥ずかしそうに笑う女の子。
そして、完全に恥ずかしがって隠れしまう女の子。笑
やはり子供は純粋で可愛いなぁ~
なんて思いながら通り過ぎようとしたその時でした。
一人の女の子が笑いながら、
「これ以上進むなら5ケツァールよ....」
出ました。
何かとお金を要求してくる民族あるある。
その年齢で誰に教わったのやら・・・。
まぁでもね、もうこんな事は慣れてます。
過去に、タイの首長族(カレン族)の村を訪れた時は、
僕たちがその村に足を踏み入れるなり、民族の女性が首にコルセットを付け始め、写真を撮る度にチップを請求されるといった、なかなかの商業化っぷりをまざまざと見せつけられ、少し残念な気持ちになった事もありましたし、
ボリビアのウユニ塩湖では、首からカメラをぶら下げてただけで、民族の方に「撮らないで!!」と注意された事もありました。
なので、もう今となってはそんな事はへっちゃらです。
たまぁに、首長族やら、南米のお金をもらうために派手な民族衣装を着た人たちの事を否定する人がいますが、そもそもそれらに興味を持ち出したのは僕ら外国人観光客やら、各国のメディアなわけで、それらを武器にお金を取る事は自然な流れですからね。
ただまぁ、上記のような子供達に通行量のようなものをせがまれると、やりきれない気持ちにもなるのが正直なところですが…。
そんなこんなでここはしっかりと通行量を払い、
(払ったほうが良いのか、どうなのかは未だに答えが出ませんが。)
さらに奥に進んでいきますと、
一望とまでは行きませんが、
アティトラン湖が綺麗に見えましたよ。
さらに村の子供達も、嬉しそうに写真を撮らせてくれました。
この子に至っては、カメラを構えると、
このポーズ!!!笑
出ましたダブルピース!!!笑
かわいさ100%憎さゼロ!!
しかしいざ一緒に写真を撮ろうと言うと、
恥ずかしがって、顔バキバキになってました。
てなわけで、
青い民族衣装を身に纏った村、
もとい、
青を基調とした民族衣装を身に纏った村は確かに存在しておりまして、
節度を守って観光するぶんには、
皆んな笑顔で優しかったわけで、
そんな村人の笑顔に癒されて帰る道中の僕の表情は…
相変わらず顔バキバキやんけ!!!
笑え俺!!!!
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