GDP(国内総生産)世界第3位。
自動車輸出台数世界第2位。
産業ロボット稼働台数世界第1位。
アジアの、いや、世界の経済大国日本!!
そんな日本の事を世界の国の人はどう思ってるんやろうか?
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ひとまずいいね、ありがたき幸せ。
何台ものローカルバスを乗り継ぎようやく到着した、
ニカラグア・グラナダ
宿の前にはたくさんのマーケットが日中立ち並んでいて、多くの現地人がそこを行き交い、町は活気に満ち溢れております。
本日はそんな活気に満ち溢れるグラナダのマーケットを巡りたいと思うのですが、
ここで早速出ました。
海外マーケットあるあるの一つ、
頭のバランス感覚が優れ過ぎているおばちゃん!!!
これ昼間見ると、「あー、なんか買い物したものを頭に乗せてるんやな〜」とわかるのですが、夜見たらただのサタンに見える場合あるからちょっと怖いんですよね。
しかしすごいバランス感覚ですよね。
たまに真似してやってみるのですが、どうあがいても上手くいきません。
子供の頃からの血の滲むような努力と、高度な技術を持った選ばれし人間のみがなせる熟練の技なのでしょう。
お次も、海外マーケットあるあるの一つに数えてもいいのではないでしょうか?
海外のどこのマーケットにも一人は存在すると言われる、
筋肉バキバキ親父。
もはや筋肉ムキムキを超えて、バキバキです。
こんなもん完全に仕上がってる時のマニー・パッキャオやん。(ボクシング6階級制覇王者)
この時僕が「どうあがいてもあいつにだけは勝てる気せん。」と言うと、
相方「いや、多分あの人以外と喋ってみたら優しい感じのタイプの人やで。」と。
なんやねんそれ。
なんの根拠があってそんな事言うてるねん。
もはやそうあって欲しいと言った願望でしかないやろ。
とまぁ、相方の意味不明な見解はさておき、またもや海外マーケットあるあるの一つ!!
全く何を売っているのかわからない店!!!
と、その店主!!!
おそらくカメラを向けている事には気づいてるはずなんですが、何も気にする事なくひたすら新聞を読み続けるオッサン。
その堂々たる落ち着きぶりったらないですよね。
ある意味かっこいいです。
と、そんな感じのグラナダの活気あるマーケットなんですが、
ここではアジアの観光客があまりいないのか、
やたらと、声をかけられます。
俺を写真に写してくれ!!
とか、
元気!?
とか。
そんな風に声をかけてくれるのは、非常に嬉しい事なんですが、
一つ引っかかる事が…。
それは、その声をかけてくれるほとんどの人が、僕たちの事を、
「チーノ!!」
やら、
「チーナチーナ!!」
やら、
「チンチャンチョン!!」
と呼んでくる事。
察しの早い方だとわかると思いますが、「チーノ、チーナ」は、スペイン語でChinese(中国人)の事。
いや、これは多くの南米の国でも過去に何度も言われた事があって、初めはこれを言われる度に、
「NO!!ハポン!(日本)」と言い返していたのですが、
あまりにも、各地の現地の人が何の悪びれるそぶりもなく、笑顔で言ってくる事に違和感を覚え、そういうのに詳しい方に少し話を聞くと、
「チーナってのは、確かにスペイン語で中国人の事を指す言葉なんだけど、多くの方は、アジア人全体の事をチーナって呼ぶんだよ。」
「中には差別的な意味で言ってくる奴もいるけど、ほとんどの人が言うのはなんの悪意もないんだよ。」
「僕達日本人だって、白人の人の事を何もわからずに、ヨーロピアンとか、欧米人とかって呼んだりするだろ?それと一緒だよ。」
と。
それを聞いた時は「確かにそうやな〜。」と多少合点が行くとこもあり、相方に至ってはもう何の反発心もなくその「チーナ!」を受け入れてるみたいなのですが、どうも僕はそれが未だに少し納得できない部分があるのです。
だって、僕はチーナじゃないから。
ハポン(日本人)だから。
確かに僕たち日本人も、白人の事を欧米人とか、全体をまとめた総称で呼んだりする事もありますが、それは同じ身内同士(日本人同士)で話をしている時だけ。
ましてや、まだ喋った事もないどこの国の人かわからん人に対して「ヘイ!ヨーロピアン!!」なんて声のかけ方した事ない。
だってそれは失礼やってなんとなくわかるから。
そして、もしその「ヘイ!チーナ!」を受け入れ、
「ヘーイ!!元気かい!?」なんて僕が言おうもんならなんか日本人としての誇りを失うみたいで…。
いや、別に中国人の事が嫌いなんじゃないんですよ。
(嫌いな部分もありますが。)
嫌いじゃないんですが、他国と日本を一緒にされるのがどうにも嫌なんです。
すなわち、僕は日本が大好きで、日本人としての誇りを持ってるという事なんです。
今までいろんな国に行ってきましたけど、結局僕が最終的に永住したい国は日本です。
食にしても、インフラにしても、多種多様のサービスにしても、日本に住んでたら気がづかない日本の良さを、海外に居てたら改めて気付かされます。
そして海外でも、日本の家電製品もよく見かけますし、車に至ってはどこの国でも日本車ばかりが走ってます。
アニメや漫画の文化もいまやどこの国でも十分に浸透してます。
ドラゴンボールに登場するキャラクターを見ない日はありません。
マジで誇りに思います。
だけど、海外に来てみると、毎日のように、
「チーノ!!」と呼ばれる…。
この時も「チーノ!」と呼ばれ、
「NO!ハポン!!」と言い返すと、
「ハポンは、チーノと一緒じゃないのか??」と聞き返される始末。
なんか、悔しい気持ちと同時に、中米や、南米の、日本から遠く離れた国の人にとっては、日本も、韓国も、中国も一緒なんだな〜と。
僕は勝手に日本はスゴイ国で、世界からも一目置かれる存在なんだとばっかり思ってたけど、海外の国の人にとってはそんなもんなんやと。
日本人が、ここニカラグアの国の事を何も知らないのと一緒で、ニカラグアの人にとっても、日本がどんな国で、どんな言葉を喋って、どんな料理を食べてるのかも知らない人なんてたくさんいるんだなぁ〜と。
「日本食が世界遺産?ハァ?」なんだと。
まぁ、ここニカラグアは特に中米の中でも最貧国らしく、経済的な事でそういった教育が行き届いてない面ももちろんあるのかもしれませんが、
多くの日本人がというか、僕が思ってた程、日本もそう知られた国でもないんだな〜と、改めて気付かされた1日でありました。
しかし、これからも、もし、「チーナ!!」と声をかけられたとするならば、「NO!!」と言うのだけは止めるつもりはありません。
ただ、これまでのように怪訝な表情で言うのではなく、
これからは「笑顔」でこう言おうと思います。
「アイムジャパニーーーーーズ!!!!」
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