例の真ん中が凹みまくりのベッドで眠りについてから数時間が経過。
時刻は深夜1時。
ドンドンドンドンドンッ!!!!!
ドンドンドンドンドンドンドンドンッ!!!!!
おーい!!誰かー!!!開けてくれぇー!!おーい!!!!
ドンドンドンドンドンドンッ!!!!
ドンドンドンドンドンドンッ!!!!
おーい!!!誰かー!!!頼むー!!!開けてくれぇーーーい!!!!
ドンドンドン!!!!
ドンドンドンドンドンドンッ!!!!
おーい!!おーい!!誰もおらんのかー!!!開けてくれー!!!
ドンドンドンドンドンッ!!!
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンッ!!!
ガンッ!!
オラァー!!開けろぉ!!コラァ!!開けんかえっ!!オラァー!!!!
最初のドンドンからもうすでに30分以上経過。
「引越し〜引越し〜さっさと引越し〜シバくぞ!!
(奈良の騒音おばさんてマジでうるさかったんやろな。)
要するに、アホな宿泊客が、このスクレという宿には門限があるのにも関わらず、それを無視して夜中まで飲んで締め出され、何度も玄関のドアを叩き「開けてくれ」と叫んでいたのです。
しかも、宿の管理人であるヤリチン天沢(なぜこんな呼び名になったのかは前回のブログ参照)はまったく起きてこず。
僕達はもうすでにこのアホに起こされてるわけですが、何を喋ってるかも(スペイン語なんで)、どこの馬の骨かもわからいこのアホを宿に入れて良いかどうかなんて勝手に判断できないし、その前に怖いので開れるわけがない。
一時間ぐらい経過してようやくヤリチン天沢が、いかにもドンキホーテで買ってそうなくそダサいスウェットを着て、重い目をこすりながらお得意の塩対応でドアを開け、終息。
昔見た桂枝雀さんの落語『権兵衛狸』で、散髪屋の権兵衛が明日も早いと、寝ようとすると、「ドンドン!ごんべはん。ドンドン!ごんべはん。」とひたすらタヌキに雨戸を叩かれると言った話があるのですが、まさにそれでしたね。
マジで迷惑です。
マジでこの酔っ払いのカスを、煮て焼いて食ったろうかと思いました。
と言うことでようやく就寝。
朝7時。
「ピーヒャララララロ〜、ヒャラホロホ〜、ピーヒャラララロロロ〜♪」
・・・・・・・。
「ピッヒャラリラリラリラリラロ〜、ヒャッハラピラホロロ〜♪」
あいつや。
完全に昨日のヤク中の尺八奏者やんけ。
朝早よからクソが。
昼まで寝ようと思ってたのに。
こうなったら俺の尺八で尺八奏者の顔面に顔射…
わけのわからない韻を踏んでても仕方がないので、もう起きて出かけることに。
本日観光でやってきたのはこちら。
Calle La Ronda
相方いわく、ここはキト随一のお洒落通りなんだとか。
うん。
まぁ大したことはなかったですね正直。
結構南米のどこにでもある観光地のストリートって感じ。
ただ、この通りで買った、食べ歩きできる安いピザは美味かったですよ。
RONDA PIZZA
確かドリンク付きで150円ぐらいだったんじゃないでしょうかね。
種類も豊富でかなりお勧めです!!
てなわけで、
本日の観光終了〜。
いや、ほんまはこのストリートの坂を登ったところに、綺麗な丘があって行きたかったのですが、明らかに治安がよろしくなさそうだったので行けませんでしたよ。
昼間っから売春婦もいっぱい立ってましたからね。
しかし、憂鬱…。
何がて、あの宿(ゴキブリクスリ箱)に帰らなあかんのがマジで憂鬱。
なんで、4泊も予約してしまったんやろか。
恐怖を払拭するため、高見盛のように気合を入れ己を鼓舞してから宿へと戻ります。
そして宿へと到着しますとさっそく漂うマリファナ臭…。
もうええって。
またも気を病みながら自分の部屋へと戻ろうとしたその時でした。
キッチンのある方向から、
ドンガラガッシャーーーン!!!!!
何かが割れたような凄い音、
さらに、
「ウヴァァァァァァァーーーー!!!!!」
おおよそ人間とは思えない、獣のような雄叫びが上がる!!
そしてなんと、その獣のような奴が雄叫びをあげながら僕の元へと近ずいてくる!!
やばい!!殺される!!
恐る恐る目を開けるとそこには…
そう、ナジャグランディーバにそっくりの腰クネクネオカマ。
しかし、今やもう前日のあの「ウッフ〜ンアリギャットゥゥゥ〜
」と言ってご機嫌だった頃の見る影もなく、荒ぶる武神に成り果ててる!!
そして僕に向かって、
「私のライターどこいったんじゃーーーーーー!!!!!!」
え??
なに??
何が起こってんの??
らいたー??
ライター無くなっただけでこんな怒ってんの??
何こいつ。
やばいやん。
この武神マジでやばいやん。
こいつも絶対なんかクスリやってるやん。
そういえばスッピンの今よく見たら清原に見えてきたぞコイツ。
絶対やってるやん。
武神やなくてベースボールマフィアやん。
ライターどこや?の質問にはハムスターのような声量で「しっ、知りません。」とだけ答え、逃げるように自分の部屋という名の防空壕へと急ぎました。
しばらくして自分の部屋から恐る恐る外を覗くと、さっきまでの空襲は何処へやら?
まるで普段と何一つ変わらない平穏を保ってる。
もう大丈夫と、防空壕から飛び出して、お腹が空いたのでキッチンへと向かう。
すると…
「ハッポ〜ンコンニチワ〜
タコヤッキ〜
アリギャットゥゥゥ〜
」
もうわからん。
わからんぞ。
俺は今ひょっとしたら世にも奇妙な世界におるんかも。
むしろそうであってほしい。
これが現実やなんて、受け入れがたいわ。
そして夜
本日もよく生き延びることができたと神に感謝し、就寝。
AM 1:00
ドンドンドンドンッ!!
ドンドンドンドンドンドンッ!!
おーい!!開けてくれ〜い!!おーい!!
ドンドンドンドンッ!!
ドンドンドンドンドンドンッ!!
おーい!!開けてくれ〜い!!おーい!!開けてくれヨーーー!!!!!
殺すっ!!!
今日もまた同じ奴やんけ!!
どうなってんねんどうなってんねんどうなってんねんマジでっ!!
殺す!!絶対に殺す!!
我武神チュンなり!!
すぐさまカバンを広げ、あいつの心臓へブッ刺すように、イヤホンジャックをiPhoneへ。
普段は絶対にこんな疲れたDJみたいな寝方はしませんが、今の俺は武神。
あの騒音ゴミ野郎と戦う為だったらこれぐらいのことは屁でもないわ!!
さぁかかってこいやゴミクソが!!!
愛してる〜って、さーいきん、言わーなくー、な〜あたーのはぁ〜♪
やっぱり眠りの導入はゴスペラーズしかないですよね。
声がどうとかっていうよりも、
あのメンバー全員がややブサイクという画期的なフォーメーションが、今の僕の興奮した心に老舗の温泉のような安らぎと癒しを与えます。
AM 2:30
無事に音楽を聴きながら寝落ちできたんでしょうか??
耳からは「Wow Wow Tonight〜時には起こせよムーブメント〜」が流れてる。
イヤホンを外してみる。
どうやら、あの騒音ゴミクソ野郎は今宵も残念ながら宿に入れたみたいやな。
まぁでもこの宿、いつなんどき新手の騒音野郎が現れるかわからんから、もうこのまま浜ちゃん聴いて寝るか。
あれ?
Wow Wow Tonightこんなんやったけ?
なんかやたら胸に響くグルーブが半端ないやんけ。
クラブミックス?
そんなんダウンロードしてたっけ??
不可思議な事態にもう一度イヤホンを外す。
すると…
zumzumzumzumzumzumzumzumzum♪
完全にクラブでかかってそうなクソチャラいミュージックが隣の部屋から聞こえてくる。
しかし、音量はそこまでおっきくもないので、またもやイヤホンを付け直し自分の曲を流してなんとか防ぎます。
AM 3:00
zumzumzumzumzum
日本語訳(ワッショイワッショイワッショイ)
AM 3:30
zumzumzumzumzumzumzumzumzumzum
(ワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイ)
AM 4:00
zumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzum
(ワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイ)
AM 4:15
zumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzuzmuzmzumzumzumuzm
(ワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイ)
AM 4:30
zumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzumzuzmuzmzumzumzumuzmzumzumzumzumzumzumzumzuzzum
(ワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイワッショイ
ワッショイワッショイワッショイワッショイ)
AM 5:00
fuuuuuu!!!!
yahoooooooooo!!!!!!!!!
Bady Feel Exxxxxxxxxxxxxsit!!
あっ、そ〜れそれそれ、お祭りだぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜イィィィィィィィィィィ♪♪♪♪
(日本語訳)
寝れるかボケェェェェェェェェェ!!!!!!!!!
深夜2時過ぎから始まったまさかの爆音レイブパーティー!!
そのボルテージは早朝5時にマックスを迎え、ゴスペラーズ聴いて寝たはずがいつの間にか、ヤクキメーズの大合唱へと様変わり。(これだけは全くうまくない)
そうや。
間違いない。
今完全に確信した。
そう
ここが、この旅史上最強の
世界最悪気狂い宿や!!!!!!
そして…
AM 5:30
どんな難しいロールプレイングゲームでも結局最後には街に平和が戻ってくるように、ようやく僕たちの宿にも安らぎの時間が訪れます。
AM 6:00
ようやく就寝。
しかしそんな平和が戻った街にまたしても悲劇が
AM 7:00
「ピーヒャララララロ〜、ヒャラホロホ〜、ピーヒャラララロロロ〜♪」
こうして世界は再び暗黒に包まれるのであった。
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