楽しかったガラパゴス諸島での滞在を終え、
久しぶりにエクアドル本土へと戻ってまいりました。
ガラパゴスはサンクリストバル島から約3時間のフライト。
到着しましたのはエクアドルの首都
キト
到着した翌日、さっそく宿の周辺を町歩き。
当たり前ですが、もうアシカもイグアナもゾウガメも居ませんね。笑
前日までは、あないにどこにでもいたアシカなどが全くいないとなると少し寂しい気がしますが。
それにしても…
なんと言いますか…
こういう感じ…
久しぶり。
ガラパゴス前までは、こういった感じのコロニアルな雰囲気を毎日見ていた為、正直完全に飽きてしまってましたが、久しぶりに見ると改めて心動かされるものがありますね。
特にこのキトの旧市街は世界遺産にも認定されているらしく、石畳の道や、スペイン統治時代の建物がたくさん建ち並んでいて、おしゃれで味のある街並み。
久しぶりにインディヘナ民族の方も
ボリビアやペルーの民族みたいにボリュームのあるフリフリのスカートではなく、こちらの民族はえらくタイトでございます。
その土地土地によって少しずつ民族衣装の形や柄、色使いなどの変化にしっかりと気づくあたり、僕ももういつ世界不思議発見のミステリーハンターとしてオファーが来てもおかしくないんじゃないでしょうか。
TBSさんどうかよろしくお願いします。
さて、そんなキトの旧市街。
久しぶりにこういったコロニアルな雰囲気は楽しめたものの、正直これといって気になったものはなかったんですが、
そんな中でも唯一「おおぉぉぉ!!!」そして、「ああぁぁー!!!」となったのがコレ。
バシリカ教会!!
一体何が「おおぉぉ〜!!」そして、「ああぁぁー!!!」なのか?
その驚きの建築様式に?
その歴史的背景にあった驚愕の事実に??
そのゴシック建築に代表されるような壁面の驚きの構図に??
チッチッチ。
そんな単純なもんではございません。
そんな誰でもすぐに気づくようなド素人の着眼点と一緒にしないでください。
まずは「おおぉぉ〜!!!」から発表します。
それは・・・
おっきさ!!!
だって、こーーーーんなにおおきいんですからね!!!
トトロよりも猫バスよりもマグナム北斗さんのチンチンよりもでかいんじゃないでしょうかね。
そして、「ああぁぁー!!!」は??
ああぁぁぁぁぁーーー!!!!!!
イグアナおる!!!!
こうして今もなお確実にあの感動のガラパゴスを引きづりながらの旧市街観光を終えて、宿へ。
もうすでに一泊しているこのホテルなんですが、
まさかこの宿が、旅史上最悪のホテルになるなんて…。
スクレと言う名前のこちらの宿。
相方いわく、昔から?日本人御用達の宿なんだそう。
(相方のネット情報)
なんでも、地球の歩き方にも載ってて、
ネットで『キト』『安宿』とかで検索すると必ずトップに出てくるらしい。
そして、過去ここに泊まった日本人の人達の情報によると、
・値段が安い。
・宿からの眺めがいい。
・日本人大好きなオーナーのおじいちゃんとっても親切。
・居心地が良い。
などなど、
ここに泊まってみよう!と思わせるには十分過ぎるほどのことが書かれているみたいです。
というわけで、そんな有益な情報を何一つ疑うこともなく、この宿に宿泊することにしたんですが。
確かに値段は安くて、景色は綺麗!!
この2点においては、なんら文句無しの及第点。
しかしまず、建物内全てを余すところなく探しても、「日本人大好きなオーナーのおじいちゃん」などと言う、映画「耳をすませば」に登場する天沢聖司のおじいさん的存在は見つかりません。
むしろ、現在この宿を切り盛りしてるのは、おじいちゃんどころか、二十歳ぐらいの、週3は日サロに足繁く通ってそうな天沢聖司のヤリチン版。(完全に見た目で判断してますよ。)
そんなヤリチン天沢聖司からは、「日本人大好き」感は微塵も感じませんし、むしろ、さっきどっかでパパッと一発やってきたんとちゃうかコイツ?と思わすぐらいの賢者モードにも似た塩対応。
そして、最も重要なその居心地はと言いますと??
初日は夜に到着し、すぐに寝たのであまり何も感じませんでしたが、
強いて言えば、ベッドが死ぬほど湾曲に凹んでいたってこと。
「このベッドでデッカイかまぼこでも作ってんの?」ってぐらいの湾曲。
とまぁ、こんな感じでベッドが凹んでいることもさる事ながら、
その翌日からでした。
この狂気の宿の本当の異変に気付いたのは。
ブログ前半に書いた観光から、宿へと戻って来ましてまず感じたのが、
強烈なマリファナ臭
これまでいろんな宿に泊まってきましたけど、これほど室内でマリファナの匂いがするのは初めての経験。
ひょっとするとさっきまでここで「ガンジャキメキメセックス」でも行われていたんではないかと、思わずヤリチン天沢聖司を疑ってしまいます。(自信を持って見た目で判断してます)
しかし僕ももう何年も海外にいますので、正直マリファナぐらいでは別になんとも思いません。
むしろ最近ではそれはそれで一つの思想と考えるに至ってます。(日本ではダメですよ。)
なので、「吸うんやったら外で吸ってくれよ」ぐらいの事を思って自分の部屋へ。
その後、溜まった洗濯物を洗おうと屋上にあるベランダへと向かったのですが、そこでまず一人の女性に声をかけられます。
なんと比喩しようものか…
見た目は昔のバブル絶頂期を彷彿とさせるような、露出度が高くてかなり派手な服装。
化粧はナジャグランディーバみたいな感じで、顔はナジャグランディーバで、声もナジャグランディーバ…
要はナジャグランディーバ。
が、腰をクネクネクネクネさせながら近ずいてきまして、
僕を見つけるなり、
「ワーオ〜!!ハッポーン〜!!
コンニチワ〜!!
アリギャットゥ〜!!!!!
トモダ〜チ〜!!
んっフーンッ
!!」
(*ハポン=日本人)
と、かなりのフルテンションで話しかけてきました。
その、風神雷神のような圧倒的な威圧感に物怖じしてしまい、
「こ…こ、こんにちわ〜。」
とハムスターぐらいの声量で答えますと、
「ウッフ〜ンウド〜ン
タコヤ〜キ
アリギャットゥゥゥゥゥ〜!!!!
」
と、訳のわからない片言の日本語のフレーズを唱えながら、またもやクネクネと腰を動かし去って行きました。
僕は思いました。
アイツ絶対やばい奴やん・・・。
悪い奴ではなさそなんですけどね…。
やばい奴ではありそうなんですよね…。
その後、ようやく洗濯を終わらし一息きつこうとタバコを吸っておりますと、片手に尺八を持ったミュージシャンのような奴が現れます。
そして、タバコを吸っている僕に声をかけます。
「やぁ、元気かい?それはタバコかい?」
はい。
「マリファナは吸うのかい?」
吸わん。
「なぜ?マリファナのほうが体にいいのに。コカインは?」
コカイン?!
「そうだ、コカインだ。やらないのか?」
やらんやらん。てか音楽するん?
「そうだ、俺はミュージシャンなんだ。昔はニューヨークでシンガーをしていて、お前はどこに住んでるんだ?ニューヨークは住んだ事あるかい?今はこの笛をプレイしてるんだ、ニューヨークは住んだ事あるかい?俺は昔ニューヨークでシンガーをしていて、お前はどこに住んでるんだ?コカインはするんだったけな??日本人はみんないい奴だ。俺は昔ニューヨークでシンガーを*×△◻︎#%$%&×△◻︎⚪︎………」
僕は思いました。
コイツは気狂ってるやん…。
言ってる事が支離滅裂で何が言いたいのさっぱりわからん…。
さっきの奴はヤバイし。
こいつは気狂ってるし。
どないなっとんねん...。
もうすでにこの宿に対して、少しばかりの嫌悪感を抱かずにはおれませんが、気を取り直して本日の夕食の食材を買いにスーパーへ。
そして、買ってきた食材を入れるため、相方が宿のキッチンの冷蔵庫を開けた瞬間でした。
相方「ギャーーーーーー!!!!!」
なんやなんや?
変なおじさんか!?
相方「ち、違う、ゴ、ゴ、ゴキブリだらけやねんけど!!冷蔵庫ん中!!!」
なんで?冷蔵庫ん中やで?なんで?
疑うように確認しましたが、確かにそうでした。
それはもう、映画ハムナプトラをも彷彿とさせるような散々たるありさま。
どうなってんねんどうなってんねんどうなってんねんこの宿。
ベッドえぐいわ、マリファナ臭やばいわ、ヤク中おるわ、冷蔵庫ん中ゴキブリだらけやわ!!!
どこが、日本人に人気の宿やねん!!!
そんな事を心の中で唸るように念じていた時でした。
「ハッポ〜ンギョウザ
トヨタ
オコノミヤキ
アリギャットゥゥゥーーーー!!!!
」
・・・・・・・・。
く、狂ってる・・・。
しかし、この日の事は、これから巻き起こるとんでもない悲劇のほんの序章に過ぎなかったのであります。
To be continued>>>
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