前回に引き続き今回も、エクアドルはグアヤキルからお送りします。

 

 

 

 

 

グアヤキルには前回書いた「イグアナ公園」と並んで、多くの観光客を魅了する、もう一つの有名観光スポットがあるみたいなので行ってまいりました。

 

 

 

 

 

サンタアナの丘

 

 

 

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急な斜面に張り付いているような格好で、多くのカラフルな家が立ち並んでいるサンタアナの丘。

 

 

 

 

 

 

 

 

丘の中に足を一歩踏み入れますと、クラシックな石畳に沿ってカラフルな民家やお洒落なギャラリー、カフェなどが軒を連ね、まるでおとぎの国にでも迷い込んだんではなかろうかといった錯覚に陥ることができます。

 

 

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そんなおとぎの世界で撮影した写真は、全く加工なんてしていないのに、何故かこんな仕上がりになります。

 

 

 

 

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いっさい加工なんてしていないのに、まぁ撮る写真のどれもが、インスタ行き決定のような写真になってしまいます。

全く加工していないのに。

何故でしょうかね?

モデル自体のポテンシャルが良いからでしょうか。

三枚目の写真に至っては、志村けんさんの夢の中でのお色気コントのような世界観ですもんね。

今更ながら、自分の生まれながらに持つ妖美には驚きをかくせません。

 

 

 

 

 

さて、そんなファンタジーに富んだサンタアナの丘なんですが、実はここ、元々は経済的に恵まれない人々が住む場所、

 

 

 

 

スラム街だったんだとか。

 

 

 

 

当時そのあまりの治安の悪さに業を煮やしたエクアドル政府は、ある革新的な政策を打ち出します。

 

 

 

 

それが、スラム街の観光地化。

 

 

 

 

スラムの家々の壁をカラフルに塗り、街灯をたくさん設置、お洒落なバーやカフェを建設して、あらゆる場所に警備員を配置することによって、見事に今現在のグアヤキル随一の大人気観光スポットとして生まれ変わらすことに成功しました。

 

 

 

 

 

 

各家庭の壁には、当時スラム街だった時の写真が飾られています。

 

 

 

 

 

そして今でも住んでる住人達は、スラムだった当時と変わってはいないらしいです。

 

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いや〜、感服しました。

 

 

 

臭いものに蓋をするわけでも、そのまま放置するわけでもなく、スラムという劣悪な環境に少しのスパイスを加え、観光客が美味しく味わえる料理として提供することによって、お金を生み、地域活性。

 

 

 

まさに革新的じゃないでしょうか。

 

 

 

ご存知の方もおられると思いますが、僕の住む大阪には、あいりん地区(西成区の一部)と呼ばれる、町があります。

 

 

 

未だに、花札や、サイコロといった違法賭博場が何件もあり、麻薬の売人がそこらを闊歩し、日雇い労働者や、ホームレスで溢れかえっている、そんな町です。

 

 

 

どうでしょうか??

 

 

 

そんな西成あいりん地区も、このサンタアナの丘と一緒の政策を打ってみるというのは。

 

 

 

 

まず、あいりん地区の全ての壁という壁を塗り替えましょう。

 

 

 

ただ単にカラフルにするだけでは、サンタアナの丘と一緒になってしまい、オリジナル感が失われ希少価値がなくなるので、ここはやはり大阪と言うことで、

 

 

 

たこ焼き柄なんてどうでしょうか??

 

 

 

全ての壁という壁がたこ焼き。

 

 

庶民の味、庶民の味方、大阪名物たこ焼き。

 

 

今まで薄暗い雰囲気で足を踏み入れにくかった場所が一転、たこ焼き柄にすることで、なんだか香ばしい匂いが立ち込めてきて、一般庶民でも入りやすくなり、世のグルメな観光客達からの指示を仰ぐことが可能になります。

 

 

 

 

お次は、そこに住み着くホームレス達の問題。

 

 

 

 

ここは、日本の可愛いの代名詞、『サンリオ』さんに協力してもらって、キティーちゃんがプリントされた衣服をホームレス一人一人に提供してもらいます。

 

 

 

これで、今まで「汚い、臭い、怖い」だったホームレス達のイメージが一変、「臭い、怖い、でもなんだか可愛い」に様変わり。

そして、そのホームレス達に「自分達はこの地域のマスコット的存在なんだ」という自覚を芽生えさせる事によって、一般女性達、そして子供達からの興味をそそり、世の「カワイイ」好きな観光客からの指示を仰ぐことが可能になります。

 

 

 

さらに毎週末の夜には、このホームレス達による、エレクトリカルパレードならぬ、ダンボーリカルパレードを開催。

 

 

夜なのに、全く電飾を使わない、いや、使えない、だから何をしているのか全くわからない。と言ったシュールな具合が話題を呼び、世の「珍祭り」好きな観光客からの話題を集める事間違い無しです。

 

 

 

 

そして、ここが一番重要なポイントです。

 

 

 

それは、

 

 

 

町の呼び名

 

 

 

僕昔から思ってましたが、この「あいりん地区」って言う呼び名っていかがなもんかと。

 

 

まず「あいりん」の意味が全くわかりませんし、なんだか怖くないですか?

 

 

 

だからもうこの際、「西成区」も「あいりん地区」も昔の呼び名の「釜ヶ崎」も全て呼ぶ事を禁止にして、新たなる名称を付けましょう。

 

 

 

その名も、

 

 

 

『エルフヘルム(妖精郷)』

 

 

 

 

するとどうでしょうか?

かつて、黄金の国ジパングを探し求めたマルコポーロのように、世の探検家達がこぞって「エルフヘルム」にやって来て、妖精を探すようになります。

しかし、探しても探しても妖精などはいません。

やがて困り果てた探検家達は口々にこんな仮説を立てるようになります。

 

 

 

 

 

「本当の意味での妖精は、実はホームレスなんではなかろうか…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えー、最後になりましたが、ここグアヤキルで発見した、タイトルに書いてる通りの「世界一ハイテクな映画館」を皆さんにご披露させていただいて、本日は終わりにしたいと思います。

 

 

 

 

 

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3D、4D、4D MAXをはるかに凌ぐ、

 

 

 

 

 

 

 

9D!!

 

 

 

 

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