悪天候の影響で一時はどうなる事かと、肝を冷やしたマチュピチュから再びクスコに戻ります。
行きしな同様、帰りももちろん高級列車、ペルーレイルでございます。
数時間の快適な電車の旅を終え、降り立った駅はと言いますと、
オリャンタンタイポ
行きしなは、ポロイ駅というクスコの近所の駅から乗車したんですが、帰りはポロイ駅まではいかずに、途中の「オリャンタンタイポ」というマサチューセッツ州並みに言いにくい町で下車する事に。
というのも、このオリャンタンタイポからクスコ間にも、たくさんの遺跡やなんやの見所があるらしく、せっかくならと、4人で車をチャーターして、それらを寄り道しながらクスコまで帰ろうではないかという計画に。
寄り道したい場所は
・オリャンタンタイポ遺跡
・モライ遺跡
・マラス塩田(二回目)
てことで、ペルーレイル下車後すぐに、この三つの場所をすべて寄り道してクスコまで行ってくれる車選びを開始。
するとさっそく、現地のドライバー達が近づいてきまして、行きたい場所を伝えると、
ドライバー1「その3箇所だったら180ソル(約6000円)でどうだね?」
ドライバー2「俺だったら、140ソルで行ってあげるよ!!」
ドライバー3「いや、俺の会社だったら120ソルだ!!」
と、ダチョウ倶楽部さん状態。
後は、一番安い値段を言ってきたドライバーに僕らが「どうぞ!どうぞ!」と言えば契約成立。
すると、一番初めに声をかけてきたドライバー1の仲間がやって来て、
「よし!!100ソル(3300円)でどうだ!!」
交渉成立!!!!
最初180ソルって言ってたのが、ほぼ半額の100ソルまで下がりましたよ。
ほんま海外で、特に発展途上国での値段交渉だけは、ちゃんとしないとボラれまくりますね。日本人なんて最上級のカモですからね。
さっそく車が置いてある駐車場まで移動して、車を確認しますと、
トヨタ・ハイエースみたいな型の10人ぐらいは余裕で乗れそうなワゴン車。
こりゃ、安いし快適そうやし幸先の良いスタートやわい!と車に乗り込み、最初に行く予定の「オリャンタンタイポ遺跡」へと向かいます。
ところが…
出発してからしばらくが経過した時でした。
相方がドライバーにこんな質問をします。
相方「オリャンタンタイポ遺跡までは後どのくらいですか??」
すると、ドライバーからまさかの発言が。
ドライバー「オリャンタンタイポ遺跡なんてもうとっくに通り過ぎたよ。」
一同「はぁ??じゃあ今どこに向かってるの一体??」
ドライバー「へ??クスコだけど。」
待て待て待て待て待て待てーーーーー!!!!!
どうなっとんねんどうなっとんねんどうなっとんねん!!!!💢
僕&相方「いやいやいや、3箇所の観光地寄ってから、クスコに行くって言ったやんけ!!どないなっとんねん!!」
ドライバー「そんな話聞いてない!!もしそこに寄りたかったら、140ソルだ!!そして、もうオリャンタンタイポの遺跡には戻れない!!」
何を言っとんねんこのおっさん。
まず、客の行きたい場所も知らんと、何を100ソルだ!!とか言って、しゃしゃってくれとんねんです。
そのしゃしゃり具合、加藤紗里かと。
いや、ここはあえてあの売名行為の先駆者、桜庭あつこにしときましょうかね。
ほんで、クスコに直で行くんやったら、なんの為にペルーレイル下車したんやって話ですからね。
羽賀健二さんの股間ばりの棒が落ちていたならば、すぐさま目ん玉にブチ込んで、眼輪筋ピクピクさせたろうか思いましたらね。
けじめつける為にね。
この後、とりあえず車を道路脇に止めさせて、おっさんVS僕・相方チームの激しい攻防が、両母親そっちのけで繰り広げられました。
して、その結果は
オリャンタンタイポにまず戻って、残り二の観光地も寄って、130ソル(4300円)にて手打ち。
この時、おっさんの眼を見たら、少し充血してましたよ。
ちょっと言い過ぎたかもしれませんね。
ごめんな、おっさん。
でも、ちゃんと話を聞いてなかった、おっさんが悪いという事実だけは未来永劫変わらん不変の事実やからな。
そこの確認だけはよろしくな。
それでは、おっさんとの和解も済ませた事で、ようやく待ちに待った、遺跡へと向かいます。
ついにやって来ました、
オリャンタンタイポ遺跡!!
到着直後、おっさんにおおよその観光時間を伝え、さっそく受付へ。
受付で、入場料を確認すると、
一人70ソル(2300円)
・・・・・・・・。
ちょ、ちょっと高くないか。
しかもなんか見た感じ、格別そそるものもないし…
指が写っても格別気になれへんし…
マチュピチュの方が格段にすごかったし…
うーん…
行くのやーんぴ。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。キャハッ
おっさんすまんな。
あんだけ揉めてわざわざ引き返したのにな。
全然魅力感じひんかったわ。
何が一番嫌やって、死ぬほど階段あるしな。
もう階段とかしんどいしな。
すまんな。
とりあえず、する事ないので、近くでお茶だけしておっさんが戻って来るのを待つ事に。
喫茶店の娘さん可愛かったな〜。
予定通りの時間に戻ってきたおっさん。
おっさん「どうだった?!遺跡は!」
一同「アメージング!!!!!!!!」
隠蔽成功。
次なる場所へ。
気を取り直して、お次にやってきましたのはこちら!!
モライ遺跡
日本の、古墳に少し似てますが、これはインカ時代の棚田だそうです。
この棚田も大っきくて良かったんですが、そんな事よりもここで圧倒されたのが、その周りの景色。
民族のおばさんが死ぬほど絵になりますね。
ただこのおばさんの元に犬がやってきた時に、オモクソ石をぶつけてたのには、ドン引きしましたね。内に秘めたる狂気を感じましたよ。
そして、最後は、母親達が来る前に、一回行ってる場所、
マラス塩田
おっちゃんが気を利かせてくれて、全体が撮影できる場所に車を止めてくれましたよ。
ってことで、結果的には遺跡もアンデスの美しい風景も丸ごと堪能することができた、素晴らしい、帰路になりました。
ありがとうな、おっさん!!
(頑張ってくれたので、しっかりチップは弾みましたよ)
そんなこんなで、戻って参りましたクスコ。
相変わらず安定の美しさであります。
そして、オカンとは、残り二日間をここクスコで過ごしました。
到着初日に高山病で体調壊したり、マチュピチュ山の道が険しすぎて登れなかったり、食事が合わなかったりと、結構辛い旅になってしまったかもしれませんが、まぁ晴れたマチュピチュも見れたし、結果良い思い出になったことでしょう。
以上、
オカンと行くマチュピチュ旅行記でした!!
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