遂に、
遂にこの日がやって参りました。
芸人チュンちゃんをこの世に産み落とした、
たった一つの母体、
中平凡子(みなこ)が、
遂にペルーにやって来ます!!!
なぜこんな事になったのかは下記のブログをどうぞ。
http://ameblo.jp/chunxchanx/entry-12210172482.html
ここは、ペルーはクスコ国際空港のラウンジ。
大抵の空港のラウンジは出国審査や荷物チェックを済ませた後の中にあることが多いのですが、なんとここ、クスコ国際空港のラウンジはアライバル(到着)ゲートのすぐ横に位置していたので、本日ただただ日本からやって来るオカン達を迎えるだけの僕達でも、利用することができました!!
これから世界一周や長期の旅に出られる方、年会費1万円で入会できるプライオリティーカード、超絶オススメですよ!!
まさかの優雅な朝食を無料で頂けることになった僕達。
ですが……
今回ばかりは、僕も相方も全く落ち着く事ができません。
それもそのはず、今回おかん達がここクスコにやって来るまでには、
関空→ロサンゼルス→リマ(ペルー)→クスコと合計30時間越えのフライトで、三回も乗り継ぎをしなければなりません。
僕のオカンはもう何度か海外に旅行で行った事があるみたいなんで、そこまでこれに関しては心配無かったのですが、相方のお母さんに至っては、なんと初の海外!!
ちゃんと乗り継ぎできるんかぁ??
英語は大丈夫かぁ??
入国カードにしっかり記入できるんかぁ??
時差ボケは大丈夫かなぁ??
とか、挙げればきりがないぐらい、に懸念材料が出てきます。
そして、なにより今回一番僕達が両母親に対して心配していたのが、
高山病
僕みたいにいろんな場所に行って、徐々に高地順応していれば何の問題もないでしょが、オカン達は日本の平地から、いきなり3400メートルという富士山並みの標高の場所までやって来るわけで、体に何らかの異変をきたしても、不思議じゃない状況。
(既に高地順応しているとは言え、僕ですらちょっと歩いたら息切れします。)
あらかじめ、高山病の薬を病院で処方して貰って飲んでおくように伝えてはいましたが、ちゃんと薬が効くかどうかは実際その場所に行ってみない事にはわかりません。
そんな、一抹以上の不安を抱えながら待つ事1時間半ぐらい、本来予定していた時間を30分ぐらい遅れてようやく、
オカン達発見!!
(この写真は相方のお母さん)
良かった良かった!!
少し飛行機が遅れていたそうですが、とりあえず無事に着いただけでも一安心。
全く逆の状況ですが、「はじめてのおつかい」で子供を電柱の影から見守る親の気持ちが少しわかったような気がしますね。
全員集合したという事で積もる話もありますが、本日宿泊するホテルの送迎車が待機していたので、早速一同車に乗り込み空港を後に。
普段だったら当たり前のように室内にゴキブリなんかが徘徊し、置いてあるベッドの8割が真ん中が沈んでしまっているような安宿に泊まっている僕達ですが、今回ばかりは母親達も一緒という事で少し贅沢に、
まぁまぁ立派なホテルに宿泊!!
べ、別に僕自身が贅沢したかったわけじゃありませんよ!!
これはあくまで、遠く日本からはるばるやって来た母親達に対する最低限の配慮なわけで、僕自身はどんな汚い宿でも大丈夫ですし、むしろ今となってはこんないいホテルのベッドが僕の肌に合うわけ
ふかふかや〜ん。
肌とのフィット半端ないや〜ん。
もうフワフワでフカフカでサイコーやんか〜。
雲の上?ここは雲の上の雷さんが寝る場所ですか〜??
もうこんなベッドの上で安眠死出来るならば本望や〜。
なんて言葉が矢継ぎ早に溢れてしまいます。
心に留めようにも溢れ出てきます。
どうしても。
母親達が織り成す、財力という名の母親マジックに、この時ばかりはどっぷり浸水し、束の間のマハラジャ生活の幕開けです。
そして、ここで母親達から僕達へ救援物資が配られます。
先ずは、iPhone。
イースター島で4sを紛失し、
一ヶ月後のパラグアイのバスの中で5sを盗まれ、もう僕の持ってるデジタルなものといえばMacBookしか無かったのですが、ここでついに復活!!
もう2度と無くさないようにと、首から下げるストラップと、ベルトに装着するストラップの二段構え盗難防止付き。
こんな斬新なスタイルの奴、世界中どこ探しても僕しかいてないでしょうね。
そして、
食料!!
何度見てもいいですね、この写真だけは。
風俗に行って、本日出勤中の女の子のパネルを見てる時並みにテンションが上がります。
これで当分は日本食に困る事はなさそうです。
あっぱれ母親マジック!!
テンション上がった救援物資の授与式も終わり、とりあえず母親達のお腹も空いてるだろうという事で、観光も兼ねて外へ昼食に。
あらかじめ考えていた良さげなレストランに入り、料理を注文。
なかなか美味しいレストランで、届けられたもの全てに舌鼓を打っていた僕の一方、オカンはと言いますと、
全然食べない……。
まるで食欲がないみたいで、全然食べない。
そして、よく見ると顔色がすこぶる悪い。
まぁ、日本から30時間以上もかけてやって来たわけで、時差ボケとか疲れとか緊張が相まって食欲がないんかな??
ぐらいに思ってました。
この時は。
しかし、食事を済ませた後、事態は急変します。
本来の僕が考えていたスケジュールであれば、この後少しクスコの街を4人で観光する予定だったんですが、僕のオカンが「少し疲れたからちょっと寝たい。」との事で、もう一度宿まで帰る事に。
その帰る道中でした。
急にオカンがうずくまり、道端に
「ゲロゲロゲロゲロ〜〜!!!」
その昔こんな事がありました。
あれは僕がまだ幼い子どもの頃、父親方のおばあちゃんも含めた家族で淡路島旅行をした時の話。
夜に皆んなで海を見に行き、宿泊先に戻ってきた時、急におばあちゃんが「痛い!首が痛い!」と叫びだし、全員がおばあちゃんの首元を見ると、そこには大きなムカデがおばあちゃんの首を刺しているではないですか!!
それを見て何もできない僕達のをよそに、僕の親父はそれを見るなり自分がその時履いていたツッカケでおばあちゃんの首めがけてバーンッ!!!!
そして首から振り落とされたムカデを片足でグリグリグリ〜!!!
そして、おばあちゃんは一命をとりとめました。
そのあまりにも見事な親父の躊躇なき対応に、僕はあっけにとられたのが記憶に今でもしっかりと残っており、
「よくあの時親父はムカデがいたとはいえ、自分の母親の首をツッカケで殴れたもんやでな〜。よくやったな〜。」と記憶を巡らせる事があるのです。
話長くなりましたが、まさに今回が僕にとってのそれと似た感じだったわけで、僕の目の前で路上に倒れこみ、ゲロを吐いている母親を見て僕がとった行動とは!?
頭真っ白になって一歩も動けず…。
はい。
むちゃぐちゃ動揺して、一歩も動けませんでした。
むしろあの元気だった母親が歳を重ね、今ここペルーはクスコの道端でゲロを吐いている姿を見て僕は、
「エエエェェェェ……。ちょ、ちょっと…、ちょっと…、エエエェェェェ…。」
て、なってしまいました。
正直。
そんな、一歩も動けない僕を見かねたのか相方が、
「大丈夫ですか!!とりあえず、吐いてしまいましょう!!ティッシュいりますか!!」と僕の母親の背中をさすりながら声をかけていました。
本来であれば、僕がそれをしないといけないんですが、動揺もさる事ながら、一旦落ち着きを取り戻したものの、今度は照れが僕を襲ってきて、結局一度も僕は母親の背中をさする事なく終始、「大丈夫っでっか??だ、だ、大丈夫でっか??」なんて事を呟いただけ。
改めて、あの時自分の母親の首をツッカケでシバイた親父に尊敬の念を抱くと同時に、まだまだ親父の背中は遠いなと感じたわけで。
そんなこんなで、当初懸念していた事が的中し、まさかのオカンが高山病にかかってしまい、本日はリタイア。
ホテルに戻ってから少し体調は回復したものの、大事を取り、本日はゆっくりしてもらい、僕のオカンだけを残して、3人で観光再開。
相方の母親は、趣味を登山としており、高地慣れしているのか、全然余裕そう。
坂道もガンガン登っていきます。
しかしやはり、さすがに疲れたのか、少し景色のいい場所でお茶をしていると、
Zzzzzzz……。
オカン達、
初日、
お疲れ様でした。
(夜には僕のオカンも元気になって観光しましたよ!!)
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次のブログは、いよいよオカン達とマチュピチュへと向かいますよー!!
乞うご期待!!